9/15 飯田さんをJR矢野口駅で、他２名をJR三鷹駅で乗せて五日市街道、国道１６号から飯能経由で中津川林道へ。立派な道の終点にある学習の森駐車場に車を停め遡行準備して出発。しばらくは遊歩道を歩いて行き、勘兵衛滝の手前で遊歩道が橋で沢を渡ったところから入渓する。勘兵衛滝4ｍは水量が多いせいかとても立派に見える。左から難なく越える。続く4ｍ滝も同様に越える。不動滝4ｍは水流左を登っていくのだが、どうしても水流中にスタンスを求めるところがあり、今日の水量ではそれは大変な恐怖である。飯田さんが諦めて戻ってきたので私もチャレンジするがとても水流中に足を置く気にはならず、やはり諦めて左から巻く。
左から金山沢が入り出合の4ｍ滝を右から越えると両岸が狭まり、沢が左曲するところの12ｍ斜瀑はもの凄い水量で迫力満点。右岸をへつりながら越えるがなかなか楽しい。さらにしばらく進むと再び沢は狭まりゴルジュとなるが、ここは通過に困難はないがなかなかいい感じである。このゴルジュを過ぎると小屋跡のとても広い広場となり小休止する。
その先８ｍナメ滝は右から巻き、続く6ｍナメ滝は水流右を登る。その上の8ｍ滝も右側を登ると長滑沢出合となる。ここより先は平凡な沢となるので通常はここで遡行を打ち切り遊歩道を下山する様だが、今回は飯田さんがネットで「長滑沢に大滝がある」という情報を入手しておられ、それを見に行こうということになる。途中、特に問題になるところもなく大滝に到着。15ｍ程の滝だが、今日は水量が多いせいかなかなか見応えがある。往路を戻って長滑沢出合からは遊歩道を使って下山する。下山後、今晩テントを張る場所をいろいろと物色するがいいところがなく、結局、今年の７月に徳山さんがテントを張ったことがあるという大血川林道ということになる。明日は大血川の沢に入る予定なので最も都合がいい。秩父側に少し戻って今夜の食料を調達し、秩父鉄道三峰口駅にて駅前の店でそばを食べながら今晩から合流する予定の石島さんを待つ。
無事合流後、大血川林道に入ると何と途中で車道が崩れていて通行止めになっている。仕方がなくその少し手前の路肩がとても広くなっている所に何も考えずテントを張ってしまった。おまけに皆さんどこからか薪まで集めてきて立派な焚火もすることが出来た。林道が通行止めの所為か車も殆ど通らず、道端ながら誠に快適なテントサイトであった。こんなところで焚火を囲んで飲めや歌えやの大宴会に・・・。（大血川・西谷石楠花沢に続く）