吾妻連峰・天元台〜若女平 山スキー

2012年2月26日  メンバー:舘野CL、佐治(与)SL、石島、伊地知、岩崎、桑原、斎藤、田中(美)、徳山、森田

 

(裏磐梯 高曽根山から続く)

2/26 朝から天候はパッとしないが、とりあえず予定通り天元台スキー場へ向かう。ロープウェイが動き出すまでちょっと時間があったが、天気は悪そうだがここまできたから上までは行ってみようといった感じでゲレンデの上までは行ってみることとする。
 ゲレンデトップでは天候は良くないものの視界が完全に無いわけではなく行動は可能と判断しととりあえず出発する。最初人形石方向のトレースを追ってしまうがすぐに気付いて軌道修正。程なく傾斜がなくなり凡天岩付近にきていることはわかるが時折ある夏道の標識には現在位置表示がなく確認は出来ないまましばらく進むと右手に天狗岩の祠が確認できた。
 あとはそこから真っ直ぐに西吾妻小屋に磁石を振って小屋を発見しやすいようにやや横に広がって歩き出す。やがて西吾妻山の斜面をトラバースするようになりもうそろそろありそうなものだがなかなか見つからない。リーダーの舘野さんが笛を吹いているようだったので自分の位置を周りに伝えるために笛を吹くがこれが、金属性だったためなんと唇に凍りつき、吹き口が口紅をつけた様に血で真っ赤になっていてびっくり仰天。一度全員集合するが一瞬佐治さんが行方不明で緊張が走る。しかし小屋はすぐに見つかり一安心。程なく佐治さんも合流し全員無事小屋に入り休憩。
 小屋がわかればあとはルートは問題ない。最初は傾斜がゆるいが小さな沢状に入り滑っていくと傾斜が出てくる。雪質はすばらしく、軽い雪質に皆さん満足気に滑ってくる。ここは北面でもあり、特に今日は天気もあまりよくないので気温が上がらず雪の状態は最高だろう。真っ白な針葉樹の中をどんどん降りていくと沢は浅くなり、右の尾根に上がるようにして進むとダケカンバのきれいな若女平に入る。所々古いツアー標識があり、中には木の成長でプレートがめり込んでしまっているものもあってこのルートの歴史の古さを感じさせる。
 そのまま滑っていくと1300m付近で東向きの支尾根に一瞬引き込まれるがすぐに左に軌道修正してやせ尾根に入る。ここは慎重に行く所なのだろうが、今日は雪質がいいので小回りで楽しく滑る。最後は左からの小さな沢状の中を滑り、少し尾根の右斜面をトラバースした先の急斜面を右に下ると藤右エ門沢に下り西吾妻スカイバレーに出て終了となる。
 ドライバー3人で天元代スキー場に車を取りに戻り「森林体験交流センター白布森の館」にて入浴後、国道13号線を福島方面に向かい、福島飯坂IC側の「鉄平ラーメン」に寄り食事をして帰途に着く。


 当初予定の大平コースは滑ることができませんでしたが、転進の高曽根山はこんなことでもないと来る機会はないかもしれませんが悪天時にはちょうどいいルートで結構楽しめました。若女平は19年ぶりということになりますが雪質に恵まれ大変楽しい滑降を楽しむことが出来ました。計器行動もぴたりときまりましたが最近はGPSの出現でこのような苦労が無くなっていることは安全面では大変喜ばしいことですが、反面安易な行動を促すような気がして手放しでは喜べないといった感じもあります。まあ私は今のところ買う予定はありませんが・・・

コースタイム
2/26 天元台スキー場(9:10)〜西吾妻小屋(11:00)〜若女平(13:00)〜スカイバレー入口(14:00)


地形図
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