吾妻連峰 姥滝沢

2011年7月18日  メンバー:澤田石CL,森田SL,桑原,早田

 

(安達太良・杉田川から続く)

7/18 早朝、新幹線で帰宅する斎藤さんを福島駅までお送りする。偶然、なでしこジャパンのワールドカップ優勝の放送を生で視聴する事が出来た。
 微温湯温泉に少々迷いながら?移動し、遡行準備をして姥滝方面への登山道に入る。20分程で道が沢を渡るところで忽然と無くなっているところから入渓。大きな岩がごろごろしている渓相で、しばらくは平凡な流れの中を行く。時折現れる滝は綺麗な緑色のコケがついていてなかなか美しい。
 40分ほど歩くとこの沢の名前にもなっている姥滝となる。姥滝は周囲を岸壁で囲まれ大きな岩が累々と積み重なった先にあり、滝自体の落差はそれ程大きくないようだ。直登は無理そうなので水流が落ちている所までは行かず手前の岩の上で小休止。少し戻った右側から樹林の中を高巻く。
 姥滝の上は石滝が続きどんどん登ってくと立派な2段10m滝が現れ右側から巻くが、最後ルンゼを渡る所は少々要注意。続く4m滝を早田さんと私は水流左から、澤田石さんと桑原さんは右から越え、次の右壁がスラブ状の8m滝も右から巻くが、スラブ状の岩壁沿いに回り込むように進み、かぶり気味の弱点をついて1段上がって短いスラブを登って樹林に入る。適当に沢に戻ろうとするとやや急なので、少し戻るようにスラブの端を下りると簡単に落ち口に出る事が出来た。
 沢に戻りさらに進むとつるっとした大岩がありボルダーで遊ぶ。次の5m滝を右から巻き、4m段々の滝を越えると次第に周囲の景色が溶岩の独特の風景に変わっていき、傾斜がなくなり源頭の雰囲気となって行く。細い流れとなった気持ちのよい河原をどんどん歩いて行く。
 つめは三俣になっているところのいちばん左をつめて行けば微温湯にもどる登山道に最短で出る筈なのだが、何となくそれっぽい所があるがどうも沢があまりにも藪っぽくとても入る気にならない。もしかしたらもっとはっきりした所があるのでは?と先に進むが一向に現れず明らかにもう過ぎてしまったようだ。正面には吾妻スカイラインがかなり高い位置に見え、車がひっきりなしに走っている。何ともいえないちょっと変わった独特の雰囲気の風景である。
どうするか思案したが、結局最も沢と登山道が接近するあたりまで来て見ると意外と藪がなく、労せず歩いて登山道までいけるのではということになり実行に移すとこれが大正解。難なく登山道に出て(といっても私は登山道を見逃してさらに先まで行ってしまったが・・・)無事に微温湯に戻る事が出来た。この登山道は緩やかないい道でとても快適に下る事が出来た。
 下山後、早速微温湯にて入浴。実にぬるくて夏は大変気持ちいいが冬はどうなるのかなどと話しながらのんびり浸かる。なかなかいい佇まいの温泉であった。福島西ICに向かう途中にあった飯館村から移転してきたという「えびす庵」で手打ちうどんを食べて帰途に着く。東北道は渋滞もそれ程ひどくなく、帰路も数箇所のSAで放射線量を測定しながらの帰京となった。


 今回はとにかく原発事故で大変な状況にある福島を訪れ、そこで放射線量を測定してその現状を実感し、あわせて現地の温泉を利用し、現地の産物を食べ、1日も早い復興の一助になればと考えました。
 結果は今までと変わらない福島の沢を充分楽しんで来られたと思っています。杉田川は思っていた以上にナメや小滝の続く好渓で、困難な所もなくのんびり楽しめるいい沢でした。姥滝沢は水に温泉成分が入って飲めないのが難点ですが、そこそこ滝が続き、こんなことでもないと東京方面から来る事はないと思いますのでちょうどいい機会でした。源頭の車道のある風景はちょっと不思議な感じでしたが・・。心配していた放射線量は、山の中ではそれ程高い値は示さず、部分的に濃集しているところはあるものの入山するにあたり必要以上に神経質になることはないと感じました。本当に1日も早い復旧を願ってやみません。

コースタイム
7/18 微温湯(7:40)〜姥滝(8:40)〜二俣(11:15)〜登山道(11:45)〜微温湯(?)


遡行図
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