姥ヶ岳〜石跳川 山スキー
2008年5月4日 メンバー:森田家、田中家
家族で5月連休に月山へ行くのは今年でちょうど10年目になりますが、今ではすっかり定着した年中行事の一つになってしまっています。
5/3 渋滞を極力さけようと4:30頃自宅を出たが、首都高までは順調だったものの東北道では早くから渋滞に捕まり、高速を下りたり乗ったりしながら何だかんだで大変時間がかかってしまう。寒河江SAで昼食をとり、西川ICで下りていつものスーパーで買い出しとつくし採りをしてから志津野営場に到着したのはもう15時になっていた。既に田中さん親子は到着していてテントを張ってロープブランコで遊んでおられた。我々もテントを張って早速夕食準備。恒例のつくしやふきのとうなどの山菜天ぷらを賞味した。
5/4 今日は2家族で姥ヶ岳から石跳川へ滑る予定で出発する。まず駐車場からリフト乗り場への歩きが、毎度の事だが子供たちにとってはちょっと面倒な様である。リフトに乗りながら下を眺めていると、リフト下の雪のない所にはふきのとうがたくさん生えている。
リフト終点からは板を脱いでつぼ足で姥ヶ岳に向かう。多くのスキーヤーが同じように山頂目指して登っていく。30分程で姥ヶ岳山頂に到着。山頂は風が強く、スキー板を置いて木道の出ている西側の斜面で風をよけて休憩する。月山本峰はやはり雪が少ないのだが、鳥海山は雪が充分あるようにも見える。正面に湯殿山、眼下に石跳川を見下ろす展望は実にすばらしい。ここから直接、雪渓状につながった雪を拾って石跳川へ滑っていくスキーヤーも多い。
子供達のお菓子を頬張りながらしばし休憩の後、山頂から南へ向かってゲレンデのような斜面を滑っていく。昨年家族で滑った急斜面を覗き込むが、なんだか雪が割れている気配である。全くゲレンデと化したコブ斜面を避け右側へ滑っていき、ゲレンデから離れていつものブナ林に入っていく。気温が高いのか雪が大変緩んでいるがまだ腐っているというほどではない。なぜか誰か滑ったシュプールが残っているが、ここを滑り下りる人もいるものなのか・・・。
いつもながら気持ちのよい静かなブナ林の快適な滑降が続く。娘も林間滑降にはもうすっかり慣れたもので私の後を木々の間を縫って難なくついてくる。田中さん親子も斜面いっぱい使った大きなシュプールで滑ってくる。例年に比べ雪が少ない所為か低い幼木がちょっと邪魔である。やがて傾斜が緩み石跳川沿いのトレースと合流したあたりでいつものように大休止とし、カップ麺の昼食をとる。
多くのスキーヤーが石跳川沿いに滑って行くが、ふと振り返ると我々が滑ってきた斜面にも人が滑ってくる。のんびり休憩した後はまた石跳川沿いに滑り始める。今年はトレースが妙にはっきりしていてい、完全に段差となり道のようにになっていた。娘が先頭でどんどん飛ばしていき、ネイチャーセンターに出てスキーはおしまいである。車道を歩いて志津野営場に戻るが、途中、ちょうどいい具合のふきのとうをたくさん収穫できた。
車を回収しに行き、戻ってからは田中さんと私と子供達は雪洞掘り、家内はてんぷらの準備などで時間を過ごす。今宵も昨日以上にたくさんのてんぷらを食べることが出来てとても幸せな気分となる。
5/5 今日は天気が崩れるという事なので昼頃には撤収する予定である。午前中は野営場近辺の散策をしたり、昨日掘った雪洞に滑り台を追加したりして楽しむ。それにしても、野営場近辺の木々が既に新緑が芽吹き始めている。今までこんな事は1度も無かったと思うが、今年は本当に暖かいのだと実感する。
早めの昼食をとり昼過ぎに撤収して全員で志津温泉に。もう1日テント泊の田中さん親子とはここでお別れ。あとはお決まりの米沢牛ステーキのあと、福島飯坂ICで東北道に乗り安積SAで仮眠。翌日早朝帰宅する。
今年は月山周辺はかなり雪が少なかった様で、駐車場の雪壁が全く無くて膝下の高さ、月山荘の横には水芭蕉も咲いていました。さらにテント周辺のぶなが芽吹いているのは美しいのですが少々違和感を覚えました。まあ長年通えばこういう事もあるのでしょうが、近年雪が多かったのは記憶に無いですね・・・。ただ家族で楽しむには全く何の問題も無く、スキーや雪遊びや山菜天ぷらをいつものように充分に満喫して帰って来ました。
コースタイム
5/4 リフト終点(11:00)―姥ヶ岳(11:40)―石跳川合流(13:00)―ネイチャーセンター(14:15)
地形図
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