奥多摩 南秋川・熊倉沢右俣左沢
2008年6月1日 メンバー:森田L、板倉、斎藤、嶋
毎年6月第一週に行われる労山東京都連盟主催のクリーンハイクの一環として、今年の銀座山の会は熊倉沢4本とハイキングの計5パーティーによる熊倉山集中山行を企画しました。
6/1 JR武蔵五日市駅に8:50集合で集合地点の上川乗へ向かう。イベント開始の挨拶の後、沢登りパーティーを決定するために自宅で作ってきたくじ引きを行う。くじでパーティーを決めるなんて生まれて初めてである。首尾よく決まった総勢14名の4パーティーで3台の車に分乗して入渓点の熊倉林道へ向かう。
熊倉林道に入ってすぐの広くなっているところに駐車して出発。林道を終点まで歩き、少し手前で左俣の2パーティーと別れ、終点から踏み後を辿って右俣へ入る。ここはつい1ヶ月ほど前に来たばかりなのだが、新緑が茂っていて若干暗い印象に変わっている。少し歩くと陸軍滝が見える左沢右沢の分岐となる。ここで右沢パーティーともお別れで我々は左沢へ進路を取る。
ナメっぽい小滝を超えると6m滝となる。もともとこの左沢は滝らしいものは全く期待していなかったのだが、意外にも?立派に見える滝である(昨日の雨で水量も多い?)。斎藤さんが水流右をフリーで登るが、上部は滑りやすそうでロープを出すのも何なので後続はさらに右に逃げて登る。
さらに進むと、沢床に藤の花らしい花弁がたくさん落ちている。見上げても藤の花は見あたらない・・・。両岸狭まってミニゴルジュとなり、ナメ状の小滝を超えていくと2条に流れる4m滝となる。階段状で問題なく越えると今度は斜瀑状の5m滝。この滝は水流の細い右側を簡単に越える。
この上で沢は二俣状になり左に入ると3mほどの滝があるがそれで滝はおしまいのようである。左から枝沢が入りナメ滝といえないこともない所を越えて最後の二俣状を右へ進む。どんどん登っていくと頭上に藤の花が美しい!。最後は急な樹林となり、12:00過ぎに藪こぎなく登山道へと出た。遡行時間は1時間ほどであった。
小休止後集合地点である熊倉山へ向かう。我々のパーティーは熊倉山につきあげる左俣に比べて道のりが長いので、左俣パーティーを待たしては悪いと途中から伝令係で早足で熊倉山へ向かう。しかし、山頂に到着すると銀座山の会のメンバーは一人もおらず、他会のハイキング組の方々がほぼ揃って休憩しておられた。
すぐに我々のパーティーは揃ったが、他の沢隊が到着するのは30分ほど後になった。沢田石P、岩崎P、新井Pの順で集合し、最後に田村さんが到着、全員集合となった。無事に集中クリーンハイクは大成功。
下山は山頂から仕事道を下る。途中、レンゲツツジが咲いていて目を楽しませてくれるが、道は急で油断していると滑って転んでしまう人が多発。右俣の仕事道よりは大分ましだと思うのだが・・・。
下山後、再び上川乗へ集合し、拾ったゴミを分類して廃棄し終了・解散となる。
熊倉山は4月に右俣右沢に来たばかりでしたが、今回右俣左沢を登ったので、なんと右俣2本、左俣2本の全4本完登となりました(斎藤さんも完登!)。大勢集まったときはこういう企画もなかなか楽しいものですね。4月にはまだ咲いていなかった藤の花も今回は楽しめました。ただ、最も期待していた?林道沿いのイチゴはまだ熟するには早く誠に残念でありました・・・。
コースタイム
6/1 林道終点(11:00)―稜線(12:05)―熊倉山(12:35)
遡行図
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