谷川連峰 谷川岳〜熊穴沢 山スキー
2008年4月12日 メンバー:森田L、岩崎、佐治、徳山
当初、茂倉山から茂倉谷を滑って土樽に降りる計画でしたが、予想外に天候が悪かったため熊穴沢を滑ることになりました。
4/11 いつものように佐治さんの御自宅に寄ってからJR高円寺駅で岩崎さん、徳山さんと合流。練馬ICから関越道に乗り北上、水上ICで下りて土合に向かう。土合周辺の積雪量から予定の茂倉谷は何とか滑る事が出来るのでは?と気分はもうすっかい行く気でロープウェイの駐車場で宴会の後仮眠する。
4/12 朝目覚めるとなぜかあまり天気が良くない。そのうちに良くなるだろうとロープウェイに乗り込んで天神平で下りてスキー場に出るとまさかの雨。稜線は雲の中で見えないという全く予想外の展開になった。しばらく雨が上がらないかと様子を見ていたが、あまり好転の兆しは無い。9時頃雨も小降りになり視界も少し出て来たのでとりあえず出発する。
稜線に出るころには雨は上がり、雲もだんだん上がっていくように見える。熊穴沢避難小屋で小休止してこの先どうするか考えたが、ここから熊穴沢を滑ってしまったらもう終わってしまうのでとりあえずもう少し行って見ようとさらに歩を進める。
しばらく登ると、とうとうガスの中で真っ白な世界になってしまった。雪面は氷化してシールの効きも悪くなってきたのでつぼ足に切り替えて何となくだらだらと登っていく。だんだん傾斜が緩くなり、トレースが左にトラバースするようになると目の前に肩の小屋が現れる。
とりあえず小屋の中に入り休憩とする。こんな天気であるが小屋の中は結構人が多い。この時点でもう茂倉沢はあきらめだが、ガスが晴れれば代案として考えていたヒツゴー沢は?などと思っていたが一向に天気は良くならない。12時まで待っても回復する見込みがなさそうなので、山頂を往復して往路を戻り熊穴沢を滑降することにする。
谷川岳山頂は真っ白でなにも見えずそそくさと下山。肩の小屋まで戻り板をはいて滑降となる。雪質は表面が氷のモナカ状で最悪!と思いきや、ターンしづらくスピードも出るがジャンプターンでも板が引っかかる事がなく意外に快適である。これも下るにつれて徐々に解消し、重たいザラメ雪といった状態に変わっていく。決して滑りやすい雪ではないが十分に楽しめる程度である。
熊穴沢避難小屋からは熊穴沢に入る。沢底はシュプールで荒れているので右に大きくトラバースしてトレースのない斜面を滑るが、表層の緩んだ雪が雪だるま式にゆっくりと雪崩ていく。下に人がいないから問題ないが、他に滑っているパーティーがいた場合は要注意である。
西黒沢が合流してからも快適な滑降が続くがなぜか今年はデブリがほとんどない。こんなにデブリが少なかったのは初めての様な気がする。やがて天神平からの田尻沢コースと合流しておしまいとなる。
下山後、谷川温泉の湯テルメ谷川で入浴し、水上駅前で食事をとって明日今井パーティーと合流する岩崎さんはここでお別れし帰途につく。
残念ながら茂倉谷もヒツゴー沢も行けませんでしたが、それでもなかなか楽しい1日となりました。悪雪を快適に滑る楽しさとでもいうのでしょうか、西黒沢のデブリもほとんどなく快適で天気が良くなかったですが結構満足しました。茂倉谷はまた来年もう少し早い時期に計画したいものです。
コースタイム
4/12 天神平スキー場(9:00)―肩の小屋(11:15)―谷川岳(12:30)―駐車場(?)
地形図
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