姥ヶ岳〜石跳川山スキー


2007年5月4日  メンバー:森田(真),森田(伸),森田(遥)

 

 毎年恒例のGWの月山家族キャンプですが、今年は姥ヶ岳周辺で唯一家族では滑っていない南西面の沢から石跳川への滑降を行いました。

5/3 早朝から渋滞している道路情報の所為か?、ちょっと遅めに8:00頃自宅を出発。首都高速が既に渋滞しているので一般道を埼玉方面に向かい、外環和光IC近くのイトーヨーカドーで早めの昼食と買い物をして外環へ。東北道は鹿沼IC辺りから若干渋滞していたがそれを過ぎると順調で村田JCTから山形道に入り西川ICで下りる。いつものスーパーで買出しとその脇の畦道でつくし採り。志津野営場へは夕方遅くの到着となってしまった。すぐにテントを張って夕食準備(といっても今夜は時間がないのでカップめん・・・)。しかし、ビールと「銀嶺月山」があるので全く問題はない(?)。今日は翌日のために早めに就寝する。

5/4 今日も天気が良い。朝食を済ませて月山スキー場に向かうが、さすがに駐車場は混んでいて中には入れず、車道脇に誘導されぎりぎり停めることが出来た。駐車場からリフト乗り場までも人の流れが絶えない。リフトも並んでいたがこれは大したことはなかった。
 リフト終点からはTバーを横目に姥ヶ岳へ登る。30分ほどで山頂だ。ここもまた人が多い。月山は時折山頂に雲がかかったりしているが登山者が数珠繋ぎに連なっているのが見える。小休止のあとまずはゲレンデに向かって南面を滑る。ここはもはやゲレンデと同じでこぶが出来たりしているが、出来るだけ右端を滑っていくとシュプールがなく快適に滑っていき、そのまま今回滑り降りる予定の沢の下降点へと向かう。
 下降点から見下ろすと下が見えないくらいの急傾斜だが、娘の遥にここを降りるかどうか確認したところ行ってみるということなので念のためロープを結んでアンザイレンして滑り出す。傾斜は急だが雪は充分に緩んでいるので恐怖感は全くない。遥も特に怖がることもなく斜滑降とターンを繰り返し問題なく下りていく。斜度よりもむしろ所々口を開けている亀裂の方に注意しなければならない。斜面の中ほどからはやや傾斜も落ちたのでロープを外して滑る。
 石跳川まで一直線に落ちているこの斜面は実に爽快である。しかも先ほどまでのスキー場の喧騒とは打って変わって静かな我々だけの世界である。本当にこんなに手軽にこんなに楽しめるところはなかなか無いとつくづく思う。石跳川と合流した辺りで大休止としてスパゲッティーを作って昼食をとる。今滑ってきた斜面を見ながら気持ちいいぶなの疎林の中で昼食をとるのは何ともいい気分である。さすがに石跳川に下りると少し人が多くなり、何パーティーかが傍らを通り過ぎる。
 あとは石跳川沿いに板を滑らせるとネイチャーセンターに到着し終了となる。志津野営場に戻る途中で目の前を駆け抜けるウサギと遭遇する。テントに戻ってからはふきのとうやつくしを採ったり、雪洞を作って遊んだりして過ごす。夕食は山菜のてんぷら。ついついお酒が進んでしまう幸せな晩となった。
 夜半過ぎからは予報通り雨となり、雷まで鳴り出して少々驚かされた。

5/5 朝には何とか雨も上がり、午前中は雪を貫通する滑り台などを作って遊ぶ。昼前にはテントを撤収して志津温泉に入浴後帰路につく。いつものように米沢近郊でステーキを食べ福島へ。一般道を郡山ICまで走り、東北道に乗って渋滞手前の那須高原SAにて仮眠、翌日早朝に帰宅する。


 今回の月山キャンプは休みと天気の関係で日程が短かったですが、予定通りのルートを滑ることが出来て充実したキャンプになりました。さすがに娘にはまだ今回のルートは斜面が急過ぎて無理かとも思いましたが、いざ滑ってみると雪が緩んでいたので特に問題なく、むしろ家内のほうが気後れしていた?ような印象を受けました。


コースタイム
5/4 リフト終点(10:10)―姥ヶ岳(11:00)―ネイチャーセンター(13:00)
 

地形図
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