栂池周辺山スキー


2007年12月15日〜16日  メンバー:舘野L,新井,石島,井関,岩崎,斎藤,寺西(孝),徳山,森田


 

 今年の初滑りは栂池スキー場から成城小屋付近にベースを置いて、ビーコン・搬出訓練を絡めて周辺を滑ろうということになりました。

12/14 22:00JR高円寺駅で岩崎さん、寺西(考)さんを乗せ、上里SAで新井車、舘野車と合流して全員集合。どうも天気予報があまり芳しくないので乗鞍岳にでも転戦しようかという話も出たが、地図がないので敢えなく却下。とりあえず白馬方面へ向かう。上信越道経由で更埴ICで長野道を下りて白馬大池駅で小宴会の後仮眠とする。

12/15 雲が低く志気が上がらないがとりあえず栂池スキー場のゴンドラに乗り込む。ゴンドラ終点駅で準備をして出発するが、意外にも天気はそんなにひどい状態ではなく、充分行動可能である。最初少しゲレンデ沿いに進み林道に入る。トレースがあるので楽に進むが、何パーティーか追い抜いていくと成城小屋手前でとうとう先頭になってしまった。新井さんがラッセルしてひと登りで成城小屋に到着。荷物をデポして天狗原へ向かう。
 天狗原への登りもすぐに先頭になってしまい?どんどんラッセルしていく。人数が多いので深いラッセルでも全く苦にならない。今回は若い新井さんと板を新調し  ファットスキーになってさらにパワーアップした徳山さんが好調でどんどんラッセルしていただく。
 途中、つがいのライチョウが現れ目を楽しませてくれた。当たり前のことだがこのような新雪の中ではライチョウもラッセルしながら歩いていく事が確認できた。程なく祠のある天狗原に到着。展望はないが視界は十分にあり、テルモスのお茶など飲みながらしばし休憩の後、いよいよ今シーズン最初の滑降である。
 降ったばかりの深雪は軽いのだが、緩斜面ではさすがに滑らない。しかし、そんなときはファットスキーの徳山さんのトレースに乗ると実に快適である。今回は私は150cmの普通のカービングスキーなので、全く板の差を見せつけられてしまう形になったが、人が快適に滑っているのを見るのも気分のいいものだ。おまけに滑らないときはトレースを使わせていただけるので一石二鳥である。あっという間に成城小屋まで戻ってきてしまった。
 全員集合後、早速雪をならしてテントを設営する。テントの中で落ち着く前にビーコントレーニングをするが、雪が深い中での捜索は実際はないと思うが素早く探すにはちょっとコツがいるかもしれない。搬出用のそり作りもしたかったのだが、降雪の中作ってもすぐ埋まってしまいそうなのと寒いので?今回は割愛。
 夕食は斎藤さん食当のきりたんぽ鍋。日本酒が実によく合い体も心も暖まるが、それにしても我々のテントはなぜか妙な盛り上がりを見せていた。夜中になっても雪は降り続き、隣のテントで新井さんと岩崎さんが除雪作業していたのでこちらのテントも除雪をするが、立てていたストックは既になくなりそうで、板までも埋まらんばかりの降雪であった。全員分の板とストックがあるか確認してからテントに入る。

12/16 今日は栂池スキー場に戻るだけとしたのでのんびりと撤収して出発するが、下りにも関わらず完全にラッセル状態である。林道を外れて傾斜があるところは徳山さんとやはり幅広板の井関さんが大活躍で一人が止まるまで滑ったトレースを利用して加速し、さらにトレースを先に延ばすという手法が大変有効である。通常のラッセルは相変わらず新井さんにお任せしておくと進みが抜群にいい。今回はただ林道を下るだけなので気楽なものだが、もしこれが本当に山の奥であったら脱出不可能になりかねない降雪量であった。スキー場が間近になってようやく単独のテレマーカーが登ってきてトレースと合流、ラッセルから解放される。
 ゲレンデは入山時は下までは滑降出来ないとの事であったが、この降雪で全く問題なく駐車場まで滑って下りる事が出来た。下山後、白馬駅近くの白馬飯店で昼食をとり、みみずくの湯で入浴してから帰路についた。私の車だけ帰りは中央道経由で帰ったが、全く渋滞もなく順調に帰宅する事が出来た。


 天気が心配された今シーズンの初滑りでしたが、天狗原からの新雪滑降を楽しめ、ビーコン・ラッセル訓練も充分出来たのでまずまずの結果だったと思います。しかし、一晩の降雪量としてはなかなかすごい積雪でした。こんなに下りでラッセル出来る機会も滅多にないのではないでしょうか。貴重な体験?でした。


コースタイム
12/15 栂池スキー場(?)―成城小屋(10:45)―天狗原(12:15)―成城小屋幕営(?)
12/16 幕営地(9:30)―栂池スキー場(11:50)

地形図
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