当初の予定では、盛りの紅葉を期待して土曜日に後山川・青岩谷を遡行する筈だったのですが、この日は季節外れ?の台風がちょうど関東地方の南岸をかすめるように通過したため順延として日曜朝発となったので、この熊倉沢に変更になりました。
10/28 7:00JR矢野口駅で桑原さん、7:30JR三鷹駅にて斎藤さん、佐治さんを乗せ、JR青梅駅にて新井車と合流、その場で少し協議して目的地を熊倉沢へと変更する。
矢沢林道から熊倉林道に入るとすぐに道が崩壊していて通行不能。戻って矢沢林道沿いに車を停めて出発する。熊倉林道はその先も何ヶ所か崩壊していて復旧は難しそうである。
しばらく林道を歩き、左俣・右俣の二俣で仕事道伝いに沢に下り、左俣を渡ったところで遡行準備。下山はここに戻ってくるので不要な靴などはデポする。
すぐに東沢・西沢との二俣で、左の東沢には3m程の滝がかかっている。東沢に入ると4mナメ滝が続き水量が多い所為かなかなかいい感じである。その先もいくつか小滝とナメが続き、しばらく進んで行くと2段6m滝となる。下段は水流右側を登り、上段のナメは水流中を登るが結構楽しめる。両岸狭まり、4m滝は左側の水流の中を飛沫を浴びながら登る。さすがに冷たい。次の4mナメ滝を過ぎると滝場はおしまいであとはひたすら登るのみ。奥の二俣を右に入り沢形を追うとやがて樹林のなかの急な泥の斜面となり、獣道を追いながらひと登りすると熊倉山からすぐ東の登山道に出る。右に僅かな登りで熊倉山へ到着。
山頂は南側が開けていて道志や丹沢方面の展望がいい。既に山頂が白くなっている富士山も綺麗に見える。しばし休憩ののち、今度は西沢を下降する。
登山道を僅かに西に下ったところから適当に西沢に向かって下降を開始。すぐに沢形が現れてどんどん下る。途中、多段15m滝の上部で懸垂下降した他は特に問題になるところもなく下降することが出来た。二俣が近づくと左岸に仕事道があり、それを辿って二俣へ戻る。
二俣のデポ地点にてちょっとした崖の上の木にロープをかけて、近日中に行う予定の懸垂下降の仮固定と自己脱出のトレーニングのための確認をしてから林道に上がり下山する。
下山後、私は今回が初めてとなる瀬音の湯にて入浴、五日市のガストで夕食をとって帰途につく。
こんな時期にあわや台風が関東直撃とうのも珍しい事態だと思いましたが、こんな時はやはり五日市近辺ということでしょうか。台風直後でも安心して?入渓出来ます。ただ今回は紅葉はやはり少し早く、また水量が多くなかなか楽しめましたが、どうせならもう少し増水していてもいいか?とも思いました。(贅沢な注文でしょうか・・・)
2007年の記録へ |