本年最初の山スキーは、最近恒例となった東北の温泉ベースで賑やかにという企画なのですが、天気予報はこれ以上ない最悪の予報を報じています・・・。
1/5 佐治さん宅経由で22:00JR高円寺駅集合。3連休前夜だというのに全く渋滞もなく順調すぎる程空いている。佐治さんの携帯電話に集合を上河内SAから蓮田SAに変更とのこと。蓮田に全員集合するが、最悪の天気予報に今回の山行をどうするか様子を見る雰囲気であったが、特に後ろ向きな様子は見られなかったので予定通りの行動になる。東北道をどんどん北上して前沢SAにて仮眠。
1/6 この3連休の天候を考えると今日の午前中しか行動できないのではないかとの懸念もあり、予定通り早々に八幡平スキー場に到着。しかし期待もむなしくやはり天候はすぐれないが、天気予報通り雨が降ってはいないだけまだましである。稜線付近は雲の中で視界がないのは目に見えているので、これではリフト終点から歩き出す気には到底ならないのではと考え、視界のある下からアスピーテライン沿いに茶臼岳からの滑降予定ルートをシールを付けて歩き出すことにする。
積雪量はかなり少なく、笹が埋まっていないところも多いが登るのに支障がある程ではない。最初は車道沿いに登り、ヘアピンカーブをいくつかショートカットした後、車道を離れて1360m小ピーク付近を目指して登っていく。雪はそれ程深くはなくラッセルも楽である。傾斜の出てきた樹林帯をしばらく登ると小ピークに到着。ここからは右に緩やかな尾根を辿れば茶臼岳だが、辺りは雲の中で視界はなく、風も出てきたので今日はここまでとしシールを外して往路を戻る。短いながらもなかなか滑りを楽しむことが出来た。
下山後、途中のスーパーで買い出しをして今回の宿、八幡平温泉の「元湯 七滝」へ向かう。到着して早速山中で作って食べる予定でいたおしるこを作って食べてしまう(おそらく今回の天気ではとても山中で作れたものではないので・・・)。
その後早くから温泉に入り飲みだしてしまった為、夕方1回休憩・仮眠して昨夜の寝不足を解消し、夕食後宴会もいよいよ本番となる・・・。
1/7 1つになった2つ玉低気圧はもの凄く発達しているにも関わらず、なぜかそこそこ行動可能な悪天といった程度におさまっている。今日も昨日に引き続き、容易に撤退できるように下倉スキー場からとりあえず中倉山往復ということになった(万が一天気が良くなったら源太ヶ岳まで・・・)。
下界ではあまり降雪量が多くはなかったが、ゲレンデトップから一歩外へ足を踏み出すとかなりのラッセルである。こういう時は人数が多い事は大変有り難い。ほぼ真西に傾斜のない尾根沿いに登って行く。
下りはどうなるのか心配になるくらい緩い傾斜なのだが、樹林の中を歩いているのは気持のいいものである。各人自分の体力に応じてどんどんラッセルを交代して行くのだが、13名もいるとなかなか順番が回ってこない。大いに結構な事であるが、体が冷えきってしまう事もあるのは困った事だ。
中倉山への登りはやや傾斜が出てきて滑りが少しは期待できる。しかし登るにつれて予想通り風が強くなってくる。樹林が若干疎らになってきて傾斜が緩くなり、中倉山の頂上まであと少しというところで今日はここまでとする。テルモスの熱い紅茶をいただきシールを剥がして滑降に移る。しかし予想通り登りのトレースを外すと全く滑らない。13名が数珠つなぎで登りのトレースを滑って行く。それでも数カ所は傾斜があるところがあり何とか深雪滑降を楽しめる(といっても数ターンだが・・・)。私は油断していたらトップが突き刺さって転倒し、なぜか板が外れず靴から足が脱げそうになる(危ない・・・)。今日のように重たい新雪は要注意である。
登り同様、これだけ人数がいると待ち時間も多く、雪を投げ合って遊んでいる方々もいる。最後は若干上り下りが出てくるので、日頃の板の手入れが明暗を分ける?(手入れをしていない板は滑らないので楽に登れる・・・手入れはしないベきか?)。コンクリートの小屋が現れ小ピークを登りのトレースを使って左から巻くとすぐにスキー場である。あとは空いているゲレンデを快適に流すのみ。
今日帰る佐治さん、野口さん他2名以外はもう少しゲレンデを滑って行くという事なので私の車1台だけ一足先に宿へ戻る。
予想外に充実した行動が出来た所為か(?)、夕食前から酒宴が盛り上がってしまい、当然の事ながら夕食後もそのまま継続、大変充実した(?)楽しい晩となった。
1/8 昨夜はかなり風が吹いていたが、朝になるとそれほど強くは感じられない。しかし、八幡平スキー場へ行ってみると1番上のリフトが動いておらず、結局2本リフトを上がったがその上へ行く天候ではなく、ゲレンデの新雪を堪能しただけで宿に戻り、ひと風呂浴びさせていただき帰途についた。
3連休最終日というのに全く渋滞はなく、恐るべきスムーズさで帰宅する事が出来た。
今回の八幡平はあらかじめ絶悪な天候が予想されていて、中止も検討されかけた位でしたが、3日間とも何とか行動する事が出来て本当に良かったです。これだけ絶望的な予報の下だと今回程度の短い行動でも何だかものすごく充実したような気になるから不思議です(私だけか?)。
予想に反し?楽しい3日間を過ごせましたが、これも逆境にめげない楽しいメンバーが揃っていたからに他なりません。皆様ありがとうございました。
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