奥多摩 日原川・小川谷悪谷


2006年7月15日  メンバー:北,斎藤,森田


 

 今年の「海の日」3連休は、焼石岳の合居大谷へ行く予定でいましたが、梅雨が明ける気配が全くなくとりあえずパーティーを解散しました。その後日帰りで大雲取谷へ行こうという新井さんの呼びかけに集まったメンバーが諸事情で2つに分かれたのがこのパーティーです。

7/14 奥多摩駅に終電で集合ということで、駅からの足として私は車で向かう。飯田さん、北さん、斎藤さんは首尾良く集合したが、長野さんを乗せた新井さんの車は渋滞に巻き込まれて遅れるということなので先に日原林道へ向かう。事前の早田さんの御指摘通りゲートがありそこで行き止まり。ゲート手前に車を置いてゲートを越えた林道にテントを張る。それ程待つこともなく新井車も到着し、無事全員集合する。明日の予定は大雲取谷だったがこのゲートによりあっさりと変更となり、先々週悪天で場所を変更した小川谷犬麦谷と悪谷へ向かうことになった。

7/15 朝起きる久々の青空が美しい。テント撤収後車で小川谷林道終点(ゲート)まで移動、とても良い天気の中遡行準備をする。ここで犬麦谷パーティーとは別れて酉谷山へ向かう登山道を行く。20分程で本流を渡る地点に到着、ここから遡行開始である。
 2m程の小滝を越え、大岩のある4m滝を左から巻くと10mトイ状滝となる。水流の左壁を難なく登る。しばらく進み、二俣手前のきれいな5mナメ滝は水流左を登る。二俣には古い橋の残骸のような物があり、右俣に少し入るとわさび田跡がある。左俣に入って少し進むと水流が少なくなって水たまりになっている所にヤマメがいたので手掴みで捕まえてみる。20cmは越えていてなかなか美しい。普段ヤマメはあまり見る機会がないので貴重である。勿論すぐにもとの水たまりに放流した。
 その先、なかなかいい感じのナメ滝が続く。特に問題になるところはなく快適に歩いていく。しばらく平凡な渓相の中を進むと左に支沢を分け、再び滝場となる。倒木と小滝を越えた先の5m滝は残置支点があるが滑りそうなので右から巻いてしまう。続く15m滝は水流左から(水流は殆ど無いのだが)上部で右に移り越える。
 その先奥の二俣を右に入るとまだ小滝が続き傾斜がますがなかなか登山道と合流しない。何だか地形図を見た感じよりも少し遠く感じたが、登山道は山腹を通っているとばかり思っていたが、実際は殆ど稜線近くを通っていたのだった。登山道に出たらあとは犬麦谷パーティーとの合流地点であるゴンバ尾根分岐まで急ぐ。しかしやはり予想通り犬麦谷パーティーの方が早く、30分程待たしてしまった様である(コースタイムからすれば当たり前なのだが・・・)。辺りは雷が鳴り出して小雨が降り出してきたのでとりあえず乾杯してゴンバ尾根をかけ下る。
 下山後、もえぎの湯にて入浴後、明日も登るメンバーを残して解散となる。

 全く梅雨明け前なので当初の予定がめちゃくちゃにされてしまいましたが、それでもどこかへ行きたいという方々はやはり居るものなのですね。悪谷は名前に反して悪いところは全くなく、初心者同行でも安心して登ることが出来る沢でしょう。途中のナメ滝もわりと綺麗でそこそこ楽しめる手軽な沢でした。ところで、明日はいったいどうなるのか・・・。(続く)


コースタイム
7/15 林道駐車地点(9:20)―二俣(10:20)―稜線(11:45)―ゴンバ尾根分岐(12:00)―林道駐車地点(?)


遡行図
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