奥多摩 小坂志川・ウルシヶ谷沢右俣〜左俣(下降)


2006年7月1日  メンバー:新井L,石橋,斎藤,森田,他1名


 元々の予定は御嶽山の鈴ヶ沢だったのですが、諸般の事情により新井パーティーと集中で奥多摩の滝谷に変更。ところが、当日は悪天でさらに短い小坂志川・ウルシヶ谷沢に変更と迷走しましたが、無事行ってくることが出来ました。

7/1 前夜の天気予報では朝晩の降水確率が高かったので集合を遅くして10:00にJR武蔵五日市駅集合。小坂志川・ウルシヶ谷沢の入渓点に向かう。
 入渓点は地図には載っていない林道に車で入るのだが、やはりそこには「本当にここに入渓するの?」と思わんばかりの小川がちょろちょろ流れていた。地図と磁石を見て絶対に間違っていないことを確認して入渓する。
 両岸が狭まると夕方のように妙に暗く感じる。10分ほどで右から15m滝となって右俣が入るが、確かにどう見ても二俣といった感じではない。知らなければ通り過ぎそうだ。早速下で登る準備をして新井さんがロープをのばす。使ったロープが諸事情で長さ30mなかったのと、適当な固定場所がなく困っていたので私も応援に登り、右岸の斜面を少し登った立木から補助ロープとシュリンゲを繋げて下までとどかせる。全員15m滝を登り終えた後の次の4mは流心を濡れながらの登りなので寒そうなので先ほどロープを固定した斜面をそのまま登り巻いてしまう。落ち口で沢に戻って次の4mは倒木を利用して木登りで難なく登る。全ピッチロープべた張りで結構時間がかかり、登り終えるともう昼近くなっていた。
 その先、3m程の滝をいくつか越えて進むとすぐに奥の二俣に到着。水流は殆ど無いのだが、こういう場合は水量比は1:1なのだろうか?。この先少々ナメっぽいところはあるものの滝もなく、おまけにこの季節だというのに落ち葉でいっぱいなのはどうしたことなのだろうか?。源頭近くなると季節はずれの落ち葉のラッセルである。沢形が自然になくなり直上するとすぐに稜線に出ることが出来た。すぐ左のピークがウルシヶ谷の頭か?。右に踏み跡を辿るとすぐに登山道に出て左に進むと20分程で市道山である。
 市道山山頂は残念ながら?刈寄山のように東屋は無かったものの、樹林が生い茂っているので多少雨が降っていても気にならない。辺りは白一色で残念ながら展望はない。斎藤さんと私は個人的に戸倉三山2座目を喜ぶ(?)。
 充分休憩した後、山頂から南西に延びる尾根を鞍部まで下り、左俣へ下降を開始する。しばらく樹林の中を下ると沢形がはっきりしてどんどん下る。最初の10m滝はなんとかクライムダウンか巻き下る事も出来そうな気がするが、トレーニングも兼ねて懸垂下降で下りる。立木にロープをセットして下りるが、ロープが30mに満たないので長さはぎりぎりであった。懸垂下降した後は小滝が幾つか出てくるが特に問題なく下る。問題が無さすぎた所為か右俣を分けたのに全く気が付かず、「何だか見覚えのあるところだ」と思っていたらもう入渓点まで戻ってきてしまった・・・。
 下山後、日の出町の「つるつる温泉」にて入浴してから帰途につく。


 梅雨時に無理して沢に行ってもしょうがないような気もしますが、それが手軽に出来てしまうのがこの周辺の良さ?なのでしょうか。私自身、小坂志川の沢は初めてでしたが、大変短いながら滝登りが楽しめたと思います。最近、五日市周辺が悪天時の定番となりつつある気がしておりますが、とても近い上に短く小さな沢なので、少しくらい雨が降ってもあまり気にならないのでしょう。戸倉三山も2座登ってしまったので、残る1つも近いうちに沢からと思ってしまいます。何という名の山かは知りませんが・・・。


コースタイム
7/1 林道駐車地点(10:30)―二俣(10:40)―稜線(12:20)―市道山(13:00〜13:30)―林道駐車地点(15:00)


遡行図
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