御嶽山 山スキー


2006年4月9日  メンバー:森田L,新井SL,斎藤,佐治,舘野,寺西(考),寺西(陽),徳山,


 今回は御嶽山で唯一まだ滑っていない開田高原マイアスキー場からの継子岳とロープウェイスキー場から剣ヶ峰往復の御岳三昧2本立ての計画だったのですが、悪天の予報に日帰り1本に変更になりました。

4/8 森田車は18:00JR府中本町駅に集合。中央道に乗り談合坂SAで新井車と合流する。塩尻ICで下りた後、国道19号を南下しだすとなんと雪がちらついてきている。結構長い道のりを経て御岳ロープウェイスキー場に到着すると意外にも車が非常に多い。
 駐車場の奥にテントを2張りはって片方のテントに全員集まり早速宴会となるが、強風が吹いて妙な音がしたと思ったらなんともう一方のテントが無くなっている!。テントを出て辺りを見回すと10mほど離れたところにテントは立っていた・・・。明日は果たしてどうなるのだろうか。

4/9 朝起きてみると天気は良いのだが風がまだ相当に強く御嶽山の稜線付近にはもの凄い雪煙があがっていた。案の定ロープウェイと上部2本のリフトは運行を見合わせている。何だかいやな予感がするがとりあえず暫く待ってみることとする。
 9時になってもロープウェイは動き出さないので仕方なくゲレンデ下からシールを付けて歩き出すが、2本目のリフトを登り切る頃にはいい具合に最上部のリフトが動き出し最後はリフトを使ってリフト終点へ到着する事が出来た。ここで暫く小休止するが、大勢の山スキーヤー・ボーダーがぞろぞろとどんどん登っていく。ここも最近は大変な人気なのだなぁとあらためて感じる。
 樹林帯はトレースを追っていくだけなので迷うことはない。森林限界が近くなると寺西(陽)さんのシールの具合が不調になり、結局つぼ足になって板は本日絶好調?の寺西(考)さんが背負う。しかしながら森林限界を前にしてとうとうリタイヤ。残念ながらご夫婦で待っていていただくことになる。
 依然風は強いのでとても山頂までは不可能と思い、我々も8合目付近で敗退かと思っていたのだが、登るにつれて風はおさまり、なんだかんだで夏道のある尾根の右側の沢状をつめて2730m辺りまで登ってしまう。ここからは傾斜が強まり、石室山荘・覚明堂が目の前に見えるのだが、下に寺西夫妻を待たせている事もあり私はここで引き返すことにする。そういえば11年前に最初にこのルートを登った時も悪天で石室山荘で敗退したことなどを少し思い出したりもする。
 佐治さん、斎藤さんは私と一緒に下りてくださることになったが、あとのメンバーは行けるところまで行ってみようということになってパーティーは二手に分かれる。さていよいよ滑降だが、最初の沢状は昨夜の新雪が適度に重く、何とも快適な滑りとなった。雪の抵抗が大きいので、思い切ってフォールラインに小回りで滑るが、トップを浮かせさえすれば何も考えなくても板が勝手に回ってくれる。実に楽しい。沢から尾根に移ると今度はアイスバーンと新雪が交互に現れるが、アイスバーンはジャンプターンでこれまた軽快に楽しむ。
 あっという間に森林限界で、寺西夫妻が二人並んで待っていて下さった。無事に再会したのでここでやっとビール休憩とする。充実した滑降のあとのビールというものはまた格別である。風は無くなり、相変わらず御嶽山は雄大な景観を呈している。ここから樹林帯は悪雪に苦しむかと思ったが全くそんなことはなく、ちょっとした凹凸などを楽しみながら滑っていくとまたしてもあっという間にゲレンデに出てしまう。あとはゲレンデを快適に流して終了となる。
 下山後、小坂温泉「けやきの湯」にて入浴、そばを賞味し帰路に着く。


 久々の御嶽山でしたが残念ながら未滑降のマイアスキー場からはおろか剣ヶ峰へも登れませんでしたが、この時期に新雪を快適に滑ることが出来て何とも楽しい山行となりました。やはり御嶽山は山スキーにいい山ですね。斜面の良さもさることながら、意外にも?アルペン的な景観が手軽に楽しめるちょっとお気に入りの山域です。


コースタイム
4/9 ロープウェイスキー場(?)―2730m到達点(?)―ロープウエイスキー場(?)


地形図
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