奥多摩 盆堀川・石仁田沢


2006年6月3日  メンバー:森田L,石島,斎藤


 今年の沢登り初めは東京都労山のクリーンハイク(盆堀川・棡葉窪)前日に五日市周辺でと思いたったのですが、当日は雨。でも登りました・・・。

6/3 前夜天気予報があまり芳しくなかったので「当日天気が悪かったら来なくてもいいですよ」と異例の連絡をしておいたのだが、8:00にJR武蔵五日市駅に行くとちゃんと予定のメンバーは来て下さった(確かに家を出るときは雨は降っていなかった・・・)。予定では小坂志川のウルシヶ谷沢という短い沢を登るつもりだったが、この天気ではと更に短い盆堀川・石仁田沢という沢に変更した。この沢は戸倉三山の1つ刈寄山というところの山頂に1時間で立てるということらしい・・・。
 早速入渓点の林道終点まで行くが、雨はやまないので車の中で様子を見ていると斎藤さんのザックからケーキが出てくる。石島さんの誕生日が近いので用意したとのこと。私も御相伴にあずかる(ご馳走様でした!)。雨はやみそうもないので仕方なく準備をして出発するが、いきなり沢の中には水がなく、少々やる気を削がれたが少し歩くと水流も現れほっとする。
 4m程の滝を越えて左に涸沢を見送ると、ゴルジュの中の連瀑となる。見た目にはなかなか迫力があって、こんなにまともな滝があって再度本当にほっとする。4段ある滝は何れも問題なく登ることが出きる。その先、小ゴルジュに小滝をかける様なところもあり、右から涸沢を入れてさらに進むと4m滝が現れ私は水流中を快適に登るが、斎藤さんと石島さんは水流右から登る。
 この先は小滝・ナメ小滝がある程度で、倒木が現れ出すあたりで適当に左の尾根に上がりそのまま直上すると間もなく稜線の踏み跡に出る。左へほんの僅かで刈寄山山頂である。 相変わらず小雨が降っているが山頂には立派な東屋があり、まずは今シーズン初沢登りに私だけで乾杯!(あとのお二人はもともとお飲みにならない)。そこでそのまま1時間ほど宴会となってしまった。(クリーンハイクの一環としてゴミも拾う)
 さて下山だが、刈寄山から北に延びる尾根上の踏み跡をそのまま下りると採石場に出て・・・と書かれていたのだが、踏跡はどんどん尾根から隣の沢へと下りていってしまっている。どうしたことかと思いながらもしばらく急な下りを降りてからやはり違うのではと一旦登り返す。ちょっと登ったところから採石場を観察すると、採石場の最上部は尾根の上まで達しており、採石場の中の道を使って尾根の上まで行くことが出来そうなのである。石島さんの新しい地形図を見せていただくと確かにそのようになっている(私のは古くて採石場が小さく、とても尾根の上まで行けるようには見えない)。ならばわざわざ下まで降りなくてもと適当に杉の斜面を降りて直接採石場に出て尾根上まで登り反対側に下降して入渓した林道に戻る。なかなか楽しい?下山であった。
 下山後武蔵五日市駅前でクリーンハイクのメンバーと合流、買い出し後に日の出町のつるつる温泉にて入浴し今日のパーティーは解散となる。

 今回は、天気が悪かったのも関わらず、無事に沢初めが出来て良かったです。石仁田沢はこのような状況にはまさに打ってつけの沢でしょう。なにしろ短時間で山頂にたてるというのが魅力?です。下山も何だか状況がわからずちょっと考えてしまいましたがこんな事もまた楽しいものです。雨の中つきあって下さった方々、ありがとうございました。


コースタイム
6/3 石仁田林道終点(9:40)―稜線(10:37)―刈寄山(10:45〜12:10)―石仁田林道終点(?)


遡行図
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