湯殿山


2002年5月3日    メンバー:舘野,飯田,佐治,柴田,森田


 今年のゴールデンウィークは、前半に月山で家族キャンプをしていたこともあり、後半は鳥海山の未だ滑った事のない千蛇谷をメインにのんびり楽しもうというプランになりましたが、初日から天候の関係で多少の変更を余儀なくされました。

5/3 朝9:28天童駅着の山形新幹線で私以外のメンバーが集合。翌4日に天気が崩れるのが判っていたので今日は手軽に月山スキー場から湯殿山にでも行こうかという事になる。ところがいざ月山スキー場に向かうと、志津の手前で上の駐車場は一杯だと止められてしまう。どうしようかといろいろ思案したが、結局ネイチャーセンターから石跳川沿いに湯殿山に直接登ることにした。(こんなことでもなければリフトが動いている時にここから登る人はいないでしょうが…)
 のんびりと石跳川沿いに登っていくのも喧騒のスキー場と比べるとなかなか良いものである。ネイチャーセンターに近いうちは、どうやら一般の人を案内しているらしく、散策する人々がかなりの人数歩いている。途中、以前恋ノ岐川で車で送った事がある山好会の方々に偶然お会いする。お話を聞くと彼らも鳥海山の予定だそうだ。
 先日下りてきた姥ヶ岳からのルートを見送り、少し進んだところから湯殿山に取り付くが、湯殿山山頂付近からの急な斜面をみて柴田さんはあっさりとパス。そのまま石跳川をつめて金姥と湯殿山との鞍部まで行って戻ってくるとの事。残る4名は山頂からの沢筋の左側の尾根を絡めて登り出す。途中、尾根伝いに直上すると雪が切れ、藪に突入する場面もあったが(私以外は左から巻く)特に困難もなくあっさりと湯殿山の山頂に到着。ここは先日登った姥ヶ岳より標高は100m以上低いが、登頂の充実度はやはりその比ではなく、また何れ劣らぬ好展望。鳥海山も少々かすんでいるが良く見える。
 さて滑降だが、山頂よりやや左側からカール状の斜面に直接飛び込む。素晴らしい斜面なのだが、姥ヶ岳のコース同様縦溝が多く刻まれている。始めのうちはまだ良かったが、下るにつれて溝の深さは増すばかり。深さが背丈ほどあるのではないかというような大溝も出現し、とても滑降どころではない。しかし、左に左にと回りこんでいき、滑りやすい斜面を拾って下るとなかなか快適。結局のところあっという間に石跳川まで下ってくる。
 柴田さんと合流し、再会のビール。あとはだらだらと石跳川沿いに下るのみ。一箇所、つい数日前姥ヶ岳から下った時は何とか通れた水流沿いの雪も、今では板を外して左から巻かないと通れない。雪は日に日に融けているのだなあと実感する。ネイチャーセンターへ戻ると、早々に次の目的地、鳥海山へと向かった。(鳥海山へ続く)


コースタイム
ネイチャーセンター(11:34)―湯殿山(11:45)―ネイチャーセンター(12:23)


地形図
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