シートラーゲンの方法
山スキーの登りで、スキーを脱いで登る場面がしばしばあります。こんなとき、たいていの人がスキー板をザックの横にストラップで固定して登っています。
私の場合、地面に雪がなかったり、岩が露出しているような時や、まる1日板を担ぎっぱなしで歩くようなとき以外は、ザックのショルダーストラップにカラビナを一つづつかけておき、そのカラビナに板のトップの穴を直接かけて引きずって歩くことが多いです。理由は
・ザックを下ろさなくても板の着脱が簡単かつ速い
・ザックに付けたときの様に重心が高くならず風の影響も受けにくい
・半分引きずった状態なので、重さをあまり感じない(抵抗はありますが)
・樹林帯で頭上を気にしなくていい
などです。特に雪の急斜面で最後少しだけ板を脱ぐようなときは効果的です。しかし、トラバースが多い斜面や下りがあるとやや不向きであります。
また、トップフィックスのシールを使っていると、先端のゴムが邪魔でカラビナが穴に通らないかも知れません。この様なときは短いシュリンゲを用意するなど工夫が必要でしょう。
(2001年3月記)