伸縮式ストックは必要か?
山スキー用のストックとして売られているものでは、2段あるいは3段式で伸縮するものが一般的ですが、果たしてストックが伸び縮みする必要が本当にあるのでしょうか?(まあどうでもいい事ではありますが)
私自身、個人的には10年以上前に買った安物の3段伸縮式ストックを未だに壊れないので使っていますが、不満は特になく充分満足しています(?)。伸縮式を使っているメリットとしてよく言われることは
・縮めると持ち運びが楽
・使用状況により長さを変えられる
などですが、全く伸縮機能を使っていない人も多く、中には手入れが悪かったり曲がってしまって伸び縮み出来ないなどというひどいものも多いようです。
よく滑降重視の人々は、伸縮式はバランスが悪くて滑りにくいと言います。確かにそういう面が多分にあるのは事実ですが、私程度の技量の人間が滑りが良くないのをストックのせいにはとても出来ないので?特に考えないようにしています。
まあ各人の好みによって選べばいいやと思っていたのですが、最近、もう一つのメリットが急浮上しました。それは
・万が一折れたときに修復しやすい
と言う点です。
これは以前からわかっていたことですが、恩恵にあずかったことが無かったので軽んじていました。ところが、2度目のヨーロッパアルプス遠征のとき、同行者がストックを岩に挟んで折ってしまった時に全く問題なく修復でき、「3段式ストック」様様でありました。特に海外での出来事でもありなおさらです。さすがに予備のストックまでは持っていきませんから。
よって私の勝手な結論は「山スキー用ストックは3段伸縮式にかぎる」ということになります・・・。
(2001年3月記)