沢での岩魚料理         (TKC月報1996年7月号から一部加筆)


 沢登りの時、釣った岩魚や山女魚を食べるのは、沢登りでの最大の楽しみでありますが、そのいくつかを紹介します。

塩焼き   用意するもの・・・塩,竹串
 竹串は無くても木の枝で作れますが、軽いものなので持って行きましょう。丸串より平たいものがよく長めのもの。
 作り方は至って簡単。まず腹わたをぬいて串に刺し、全体に塩をまぶして(しっぽ,ひれは多めに)炊き火で焼くだけです。全体的にむらなく焼けるようにさえ注意すれば、釣りたてを焼けば絶対に期待を裏切ることはないでしょう。

味噌焼き   用意するもの・・・味噌,竹串
 味噌は中にいろいろ入ったものか、山菜等をきざんで入れられれば最高でしょう。腹わたを出すときに、切り口を小さめにして腹の中に味噌をたっぷり詰め込んで流れでないように気をつけて焼きます。味噌が焦げるくらい良く焼いたほうが美味しいです。

ムニエル   用意するもの・・・塩,コショウ,小麦粉,バター
 わたを抜いた岩魚に塩,コショウをまぶし、小麦粉を付けてフライパン,コッヘル等にバターを溶かし焼くだけ。下ごしらえさえすれば調理は簡単で、焚き火がなくてもコンロで出来ますからお手軽です。

岩魚飯   用意するもの・・・米,みりん,醤油
 お米を普通の水加減で用意し、わたを抜いた岩魚を入れて、みりん,醤油等で薄く味付けして炊きます。炊き上がったら岩魚の身をほぐしてご飯とまぜて食べます。これは本当に美味です。味付けが濃すぎないように注意して下さい。

岩魚汁   用意するもの・・・味噌,ねぎ等
 湯でわたを抜いた岩魚をゆで、野菜等を入れ味噌を溶いて出来上がり。少し煮込んだ方が美味しいです。

骨酒   用意するもの・・・日本酒
 まず岩魚を素焼きにしますが、食べるにはやや小さいものなどが良いと思います。この時も少々焦げ目がつくくらい良く焼いたほうが香ばしさが出て良いです。焼けたら後は熱燗をそそぐだけで出来上がり。一回ではもったいないので何回か酒をそそぎましょう。

 以上私が実際に試してみた料理を紹介しましたが、まだ他にもいろいろあると思います。作り方も人各々違うと思いますのでもっと良い調理方があったらおしえてください。

このページのトップへ

山の雑事集へ

トップ
はじめに
最近の山行
過去の記録
山の写真集
山の雑事集
自己紹介