iPod touchを登山用GPSに


 山でのGPSの使用が広がっていますが、安全面から考えるととてもいいことだと思います。しかし、かえってGPSがあることで安易な行動を助長しているのでは?という面もあるような気もします。磁石と地形図を使った読図の重要性はもちろん今後も変わらないと思いますし、読図能力のない登山者がGPSで山に登るのは危険ですらあると思います。しかしながら、万が一のルートミスによる遭難防止には大変な威力を発揮する事も事実でしょう。
 私自身はGPSの積極利用は考えていませんし、わざわざ登山用GPSを購入する気はないものの、もしあれば安全に寄与するものなのでザックに入れておいてもいいかなと思っていました。最近はスマートフォンなどにもGPS機能があり、専用ソフトをインストールすることで登山用に使用することも可能になっているので、自宅に余っていたiPod touch 4に外付けGPS(Dual XGPS251)を付けて登山用GPSとして使ってみました。使用した機材・ソフトは下記のとおりです。

■機材
iPod touch 4
Dual XGPS251 Portable GPS & Battery Cradle for iPod touch (動画の紹介)



■ソフト(iPod touchにインストールするもの)
DIY GPS(登山用GPSアプリ)
GoodReader(ファイル閲覧アプリ、iPod touchで様々なファイルを扱える)
GPS Cradle Status Tool(GPS取得確認用アプリ 無くても問題ありません)

■その他必要なもの
カシミール3D(地形図作成)
iTunse(iPod touchへのインストール)

■準備の手順
1. iPod touchにDIY GPSとGoodReaderをiTunseを使ってインストール
2. カシミール3Dのマップカッターを使いiPod touchに入れる地形図を作成
3. iTunseを使いGoodReaderで地形図をiPod Touchに入れる

詳細は下記サイトを御参照下さい。
iPhoneを登山用GPSに-DIY GPS



実際に使ってみて
 3/23-24の上州武尊で始めて山で使ってみましたが、特に問題なく普通に使えました。GPSログもとれるので大変便利です。ガーミンなどの登山用GPSよりも液晶ディスプレイが大きいので地図はむしろ見やすいと思います。操作はボタン類が無いので冬期は手袋を外さなければ何も操作出来ませんが、これはスマートフォン対応手袋や導電性の素材で何か作れば問題なくなるでしょう。地形図は1枚の大きさに制約があり、初めての場所の場合はその都度必要な部分の地図を作製して入れていくような形になりますが、最近は見る地形図もカシミールで出力していく事が多く、ついでにやってしまえばそれほど手間ではありません。何年かすれば新しい地図を作る回数は減ってくるでしょう。低温時の電池の持ちなどいろいろと試してみないといけない課題はありますが、今回使用したDual XGPS251は充電電池を内蔵しているのでその辺期待したいと思っています。重量が190g程度で大きさも少々大きいですが、一般的な登山用GPSと比較して突出している程ではないと思います。
 積極的にGPSを使う方には向かないかもしれませんが、緊急時の利用を考えて持っている程度ならば充分に実用になるのではないかというのが現時点での感想です。





追記
 山での使用以外でも、地図アプリを入れておくことで車の中で地図代わりに使うことも出来ます。現在所持している道路地図が結構古く、道がなかったり駅がなかったりと不便を感じていたので、MapFan for iPoneというオフラインで使える地図アプリを入れておきました。これで新しい日本全国の詳細地図が見る事が出来るようになり大変重宝しています。ただ、やはり広域を見るときなど紙の地図は断然便利です。GPSやカーナビが普及しても紙の地図は山でも山以外でも依然として必要なのだと思います。

(2013年4月記)

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