山スキー用兼用靴(ダイナフイット・ツアーライト3)の改良
うちの家内が使っている兼用靴、ダイナフイット・ツアーライト3は、軽量で小さいサイズ(22.5cm)もあり、女性の使用者も多いのではないかと思います。
一般的に兼用靴というものの各パーツは、靴の大きさによって専用化されているわけではなく、バックルなどは28.5cmも22.5cmも同じ物を使っていると思われます。我が家にある最も小さいサイズの靴(22.5cm)を見ていると、靴の大きさに対してバックルが(相対的に)大きいせいか、上下2箇所あるバックルが接近しすぎていて何だか気になります。
まあそれは締めるときに少し気を付ければ良いのですが、何とも解せないのは上のバックルが一番大きい(長い)設定にしてもまだかなり短めであるということです。つまり、一番緩いところでバックルを固定して滑降にちょうどいい位の締め具合なのです。これでは靴を履くときにバックルをかけるのも大変で、調整範囲も狭くかなり不都合です。また、背の低い女性の場合、靴の高さが高すぎてふくらはぎがきついという事があるようですが、状況によってバックルを緩めにしたくても出来ないので特に問題です。
そこで、バックルの付いた樹脂製のバンドの所に、写真のように穴を追加してより長くなる位置にバックルを固定できるようにしてみました。これにより、靴を履くときも簡単にバックルがかかり、調整範囲も広くなって前述の問題が解決しました。穴をあけた部分は厚さがやや薄く強度的な不安が全く無いとは言えませんが、万一新たにあけた穴が破損しても、元の穴に戻せばいいだけなので問題はないと思います。
(2002年6月記)