タイブロックの落下防止策


 ペツルのタイブロックはわずか39gの重さのアッセンダーで、滝などでフィックスロープを登る時に、今までシュリンゲでフリクションヒッチを使っていた替わりとして積極的に使用しています。確かにシュリンゲと違って溶断する可能性もなく、扱いやすいので大変便利なものだと思います。ただ使い方は多少習熟が必要でその点は特に注意するべきでしょう。
 本体は小さいものなので、ロープをセットする時に誤って落としてしまわないように長さ12cmのφ3mm細引きで安全環付きカラビナとつないでおくように取扱説明書には書いてありますが、この細引きがタイブロックとメインロープに引き込まれるトラブルも報告されている様です。そこで、そのような事が起らずに確実に落下を防止出来る策として、細引きではなくφ1.5mmの金属製のワイヤーでカラビナに連結するケーブルを作ってみました。
 写真のようにワイヤーを圧着で止め、一部に熱収縮チューブをかぶせました。今のところまだ試用段階ですが、ワイヤーなのでいつもピンと張っているのでロープをセットするときも細引きよりも邪魔にならない気がします。これならば使用中にロープに引き込まれる事はまずないでしょう。現時点では特に不都合な問題もなく、使用感には満足しています。

(2007年10月記)

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