Nikon coolpix8400用収縮式花形フードの自作


 山には常にカメラを携帯するようにしていますが、銀塩時代にはずっと一眼レフ(PENTAX MX/LX)を使っていました。時代はデジタルへと移り変わり、当初はデジタル一眼に替えようかと思っていましたが、ちょっとしたきっかけでコンパクトデジタルカメラのNikon coolpix5000を使い始めてからはその小ささと画質的にも充分満足してしまい、とても重いデジタル一眼を持つ気にはなれなくなりました。

 現在はNikon coolpix8400を使っています。5000の時と同様にレンズの保護にワイドコンバーター用のアダプター(UR-E14)に保護用フィルターを付けて常用していますが、これでもデジタル一眼にくらべるとかなりコンパクトです。広角24mm相当のレンズが素晴らしく、ファインダーもEVFとなったので視差が全くなく撮影画像も確認出来るのでとても満足しています。
 山の中では逆光気味の撮影も実に多く、手をかざしてフレアを抑えたりする事もありますが、フードが使えればそれに越した事はありません。しかしながら、専用フードを取付けると全体がかなり大きくなってしまうので山の中では収納時困りますし、収納時外して撮影するたびに取付けるのは現実的ではありません。そこで、せっかくの広角レンズを最大限に有効に使うため、本体に縮めて収納出来る収縮式の花形レンズフードを作ってみました。

材料:PPクラフトシート(0.75mm厚)、植毛シート、接着剤

 まず植毛シートを貼ったPPクラフトシートでUR-E14の外側に丁度しっくり入る筒を接着剤で貼り合わせて作ります。出来たら実際にカメラに取り付け、EVFか液晶モニターを見てけられている部分を切取っていきます。この時、型紙を作り視界の四隅の1ヶ所のみを少しずつ切りながら丁度いい形にした後、この型紙で他の3ヶ所も切取ります。外観上の見た目はともかく、機能的にはこれで申し分ないでしょう。
 写真の様に、カメラを使わない時は引込めておけばいいのでとても便利です。以前、一眼レフのレンズにフードを取付けようとして沢に落として無くした事がありましたが、この収縮式フードならばこのような事はありません。ちょっとカメラ本体が大きくなりますが収納スペースは殆ど変わらず、山で使うにはまさに絶好のフードだと思います。

(2008年11月記)

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