水没したデジタルカメラ・・・その後


 先日、栗駒山の麝香熊沢でデジタルカメラ(Nikon coolpix8400)を滝の釜に落として完全に水没させてしまいました。かれこれ20年以上山に行っていますが、銀塩・デジタルを通してカメラを水没させたのは初めての出来事でした。

 通常、水没してしまったデジタルカメラはそれでおしまいになってしまうものですが、丁度いい機会なので分解してみる事にしました。5日間ほど乾燥させた後、外側のネジを外すだけで比較的簡単に分解する事が出来ました。コネクターを丁寧に外してユニットごとに分け、内部をブロアー、綿棒等で清掃しCRC-5-56を基板や接点に吹き付け、ボディーの外側についているスイッチ類も全てボタンの隙間からCRC-5-56を吹き付けました。
 そのようにしてから再度組立てましたがやはり動きません。もともと直そうと思ってやった訳ではないのでまあこんなものだろうと思っていましたが、翌日、何気なく電源を入れてみると何と正常に動くではありませんか!。色々な機能を試してみましたがどれも問題なく設定でき、実際に撮影してみましたが特に異常は感じられませんでした。目視の範囲ではレンズ内も一度完全に水没した割には比較的綺麗に見えます。
 このまま直ればいいのですがさすがにそんなに甘いものではなく、動いた翌日にはまた動かなくなりました。やはり駄目かと思ったのですがその翌日にはなぜかまた動くようになりました。という具合に不安定ではありますが、それからは一応正常に動いてくれています。

 水没後すぐに同じカメラをもう1台入手してあったので、今のところとりあえず不完全ながら2台体制となり、万が一の急な故障などにも安心できるようになったと思います。

(2010年8月記)


その後のその後・・・
 8/10・11の家族ハイキング、8/22の水ノ戸沢で使用してみましたが、時々動かなくはなるものの、何とか使用することは出来るようにです。ただ、電池を抜いてしまうと内臓のバックアップ用電池が駄目になっているようで設定が全て出荷状態に戻ってしまうのが難点です・・・

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