尾瀬 燧ヶ岳 山スキー

2018年4月28日  メンバー:森田L,石島,澤田石

 今年のGW前半は、御池をベースにして周辺の山を滑る計画としました。

4/27 澤田石さん宅経由で関越道に乗って石島さん宅に寄り、北関東道〜東北道で西那須野塩原ICで下りて道の駅「湯の香しおばら」にて小宴会後仮眠。

4/28 早々に撤収して御池に移動。御池に到着すると思ったより車が少なく空いている駐車場の一番奥に駐車して燧ヶ岳に向けて出発する。
 すでに先行パーティが数組登っているようだが、相前後して順調に登っていく。広沢田代を過ぎて熊沢田代への登りはやや急であるがシールもよく効き、今回腰の調子が良くない石島さんも問題なく登ってくる。
 熊沢田代はすでに木道が一部出ていて一旦板を脱ぐが湿原は大部分まだ雪の下である。ここからの燧ヶ岳はなかなか美しい。小休止後行動を再開し樹林の中をひと登りで森林限界となりいよいよ最後の斜面である。
 一番手前の沢筋は途中で雪が途切れていたので夏道と同じように左から回り込んでとなりの沢を登る。もう滑り下りて来るパーティもあるが、それを見るとなんだかあまり快適そうではないような・・・。ここの登りも雪が緩んでいるので全く問題なくシールですたすた登って行くとやがて俎嵒の直下に到着、板をデポして山頂に向かう。
 山頂は実に素晴らしい展望である。眼下に見える尾瀬沼はもう溶け出してしまっているようで真っ白ではなくなっている。居合わせた仙台から来ているというパーティの方と笑談するが先週の鳥海山の情報をいただくことが出来た。充分山頂を堪能して基部まで戻り、いよいよ滑降である。
 先程滑降してくる方々を見て雪が腐って滑りにくいか?と思いきやそうでもなく充分快適な滑降である。さすがにシュプールだらけだが雪の緩み合意が適度で自由にターンを繰り返す。途中雪面が茶色く汚れているところもあるが気にせずどんどん下るとあっという間に樹林帯に戻る。
 帰路は往路を戻るのではなく、東ノ田代経由で林道に出て御池に戻るルートをとるので熊沢田代には戻らず右の沢筋に滑り込む。
 傾斜が緩くなり右側の一段上はおそらく東ノ田代なのだろうと思いながらそのまま沢沿に下って行くと所々水流が出ていて板を脱いで下りる場面も出て来るがやがて無事林道に飛び出す。
 あとは御池まで僅かな歩きなのでふきのとうなど採りながら歩いて行くがいつまでたっても御池が見えてこない。おかしいと思いGPSを確認すると、なんと東ノ田代から硫黄沢側の沢を下りていたことが判明した・・・。90度も違う方向に降りていたのに気付かないとは全く情けない!。しかしなぜ沢を下っていたのに違う沢に入っていたのか??。おかげで予定の5倍ほど林道を歩いてようやく御池に到着。
 御池駐車場はすでにテントがいくつも張られ夕食中の方々でいい匂いが漂っている。我々も車を水場が近い入口付近に移動してテントを張り早速宴会モードとなる。ふきのとうの天ぷらが実に美味しい!

4/28 今日は大杉岳を滑る予定であったが南面なので明らかに雪が少ない。念のため登山口まで見に行くがやはり最初は板は担いで相当歩かされそうだったのであっさりと諦めて御池田代、姫田代近辺を散策してのんびり帰ることとする。
 檜枝岐の燧の湯でゆっくり温泉に浸かり、国道121号線沿いの「そば処横川のさと」でもりそばをいただいてそのまま会津西街道を南下し日光に出て、国道122号線に入り足尾経由で帰途に着いた。


 今回は石島さんの腰の調子があまり良くなかったので御池ベースでのんびりする計画になり、燧ヶ岳を実に久しぶりに滑って来ました。東ノ田代のルートは初めてだったのですが、沢を下っていたのにルートを外すとは狐につままれたような感覚でした。しかし、いくらなんでも磁石で方向も確認せずに滑降するのはやはり問題ですね。沢に入る前までは確認していたのですが・・・。


コースタイム
4/28 御池(10:00)〜燧ヶ岳(13:40)〜林道(15:35)〜御池(17:00)

地形図
写真

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