上州武尊 薄根川・荒山沢右俣左沢
2018年8月26日 メンバー:森田L,澤田石
今年の体育の日3連休は前の週に引き続き台風直撃の可能性があるので山行を見合わせていたところ、若干外れて後半は好天が期待できたので近場の短い沢に行って来ました。
10/7 17:00に澤田石さん宅に寄り首都高〜外環を経由して関越道に入り、沼田ICで下りて道の駅白沢で仮眠しようと思ったが時間が早いので駐車場は満車状態でとても仮眠出来る感じではなく、登山口まで行ってしまおうと走り出したが、途中の道の駅川場が既に営業終了で仮眠可能だったので宴会後仮眠。
10/8 早々に登山口の川場野営場に移動して出発。登山道を歩き不動岳分岐で不動岳の方に入りわずかで荒山沢を横切るところから入渓する。最初は水がほとんど無く心配になるがもともと水は期待していないので気にせず先に進む。
出口がCSのゆるい10mナメ滝滝を越えると右岸がすごい岸壁となり二俣となる。二俣手前は倒木がたくさん詰まっている。以前遡行した本流である右俣は細いナメ滝となっているが左沢は水流がほとんど無く沢といった感じでは無い。
3m程の滝を越えて進むと大きな岩が引っかかっているCS滝となる。右のスラブ状に上がり超え倒木帯を過ぎるとまたCS滝である。今度は岩の隙間のトンネルを中まで入って見ると上に隙間があり、そこを攀じ登って滝上に出ることが出来た。なかなか面白い。
その上もCSを越えるとしばらく薮っぽい沢が続きこれで終り?と思ったところで薮の中に右側に細くナメが現れる。見栄えはしないがとりあえずナメである。そのナメの終わりにまたしてもCS滝となり、最初ロープを出して左の岩の隙間を登ってみるが少々厳しく、空荷で大岩の右側を登って滝上に出る。ここが今回の核心だろうか。
最後は左にルートをとりすぐにスラブとなったので左に逃げて灌木を掴んで強引に尾根に上がる。尾根上は薮でとても歩きにくく、完全に尾根に上がっている事を確認してすぐに左俣側にトラバース気味に降りて行く。
立派な根曲がり竹の薮だが下降はそれ程困難ではなく小さな窪を降りて行くと右から沢が合わさる。あとはどんどん下るだけだが、所々滝があり巻いたりしながら下って行く。一箇所ロープを使ったが、概ね困難なく下りることが出来る。最後のナメ滝3連瀑はなかなか素晴らしく、今回の沢で一番美しいところだろう。二俣で靴を履き替え登山道を駐車場に戻り終了となる。
下山後、帰路の途中にある小住温泉に行くとなんと既に閉館してしまっているようで、少し手前にあったと「緑渓の宿とくさ」に入って帰途についた。
今回遡行した荒山沢は、以前右俣を遡行していましたが、左俣はさらに短かく、CS滝ばかりでしたがそれなりに手応えがありなかなか楽しめました。左俣の下降も問題になるところはなく、下部に美しいナメ滝もあるので、短時間でちょっと沢登りに行って来たいというような時にはお薦め出来るところだと思います。
コースタイム
10/8 川場野営場(6:50)〜中間尾根(10:04)〜川場野営場(12:08)
遡行図
写真
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