尾瀬 片品川・センノ沢
2017年6月10日 メンバー:森田L,斎藤,澤田石
今回は尾瀬近辺の沢で笠科川・スリバナ沢かセンノ沢かで迷いましたが、一ノ瀬まではシャトルバスがあるなら!とセンノ沢にしましたが結果は・・・
6/9 澤田石さん宅経由で新宿駅西口地下ロータリーで斎藤さんと合流。練馬ICから関越道に乗り、沼田ICで下りて道の駅「白沢」にてとりあえず行き先をセンノ沢と決定、小宴会の後仮眠。
6/10 起床後移動して大清水へ。センノ沢の入渓点である一ノ瀬まではシャトルバスがあるという情報であったがそれらしいものがないのでおかしいと思ったら、シャトルバスは6/20からの運行だそうである。まあそれなら歩くしかなかろうと歩き出す。
一ノ瀬で遡行準備をしていると、沢支度の2名パーティーがおられたので行き先を聞くとナメ沢遡行、センノ沢下降とのこと。なぜか橋の脇から沢に下りている階段があり、それを使って沢に下りる。
本流からセンノ沢に入ってすぐに驚く事に雪片が落ちている。ここで雪があるということは上部は一体どうなっているだろうか・・・。
歩きはじめるといきなり7mの綺麗なナメ滝となり水流左を登る。その上はなんと長いナメが続く様になり実に素晴らしい!。しかしながらナメ床はこの時期に良くあるがコケでかなり滑り水量も雪解けで多くなかなか油断できないナメ歩きとなる。ナメが終わると2条8m滝となり左から越えるとナメ小滝が連続するようになる。緩い6mナメ滝を水流右を登ると再びナメが続いている。ここも実に素晴らしい。
ナメの上で右から支流が入り、さらに進むとあたりに雪が散見されるようになる。3条3m滝を右から登り次の釜を持つ2mを左から巻くと奇麗なナメの小斜瀑となり左を越える。この先はさらに雪が多く沢の両岸が雪に埋まっているところもある。雪の上を歩いたりしながらさらに進むと3mナメ滝となり、その先はまたナメ滝の連続となり5m程の緩いナメ滝が2つ続く。
その先1660m付近で右から入る支流に入り、北北西方向に雪を拾いながら歩いて行くと一歩の藪漕ぎもなくセン沢田代に飛び出した!。全く申し分ないフィナーレである。セン沢田代は雪解け直後のようで植物はほとんど何も生えておらず田植え前の田圃の様でちょっと見慣れぬ光景である。真ん中を横切って登山道に出て小休止し沢靴を履き替える。
下山路はまず皿伏山への登りである。登り始めると上から登山者が下りてくる。こんな所を歩いている人がいるとは!と思ったら一ノ瀬でお会いした2名パーティーの方々であった。ナメ沢はどうだったか伺うと「センノ沢の方がいい!」との事でした。
皿伏山から先は大変雪が多くまるで残雪期の様でほとんど雪の上を歩く様になる。登山道は埋まって見えないので赤布や踏み跡を頼りに歩いて行くが軽く小走りで歩いていくと実に快適である。途中ちょっと迷いながら大清水田代を経て尾瀬沼に着くとさすがに登山者が多くなる。三平峠入口からはさらに多くなりすれ違いで渋滞する程で、さすがに尾瀬は人気の山域である。一ノ瀬からは往路の林道に出て大清水まで戻り終了となる。
センノ沢はアプローチと下山路を考えると沢が短そうで何となく敬遠していた感がありましたが、ナメが綺麗な美しい沢でした。つめもセン沢湿原に出れば藪漕ぎもなく、湿原や尾瀬沼を周遊出来る楽しいルートでした。特に今回は残雪が多く、沢登りに行ってこんなに雪の上を歩いたのは初めてで残雪期登山かと思う程で少々驚きました・・・
コースタイム
6/10 大清水(8:30)〜セン沢田代(12:50)〜尾瀬沼(15:20)〜大清水(15:20)
遡行図
写真
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