西上州 市ノ萱川・相沢川右俣左沢

2017年7月2日  メンバー:森田L,石島,斎藤,澤田石

 今週は先々週に延期した武尊沢の予定でしたが、梅雨の最中で天候が怪しく、少しでも天気の良さそうな荒船山の沢に変更となりました。

7/1 澤田石さん宅経由で18:00新宿駅西口地下ロータリーで斎藤さんと合流、関越道で石島さん宅にお邪魔してゆっくり宴会をした後仮眠。

7/2 6:00に出発して関越道から上信越道に入り下仁田ICで下りて国道254号線を荒船山登山口の相沢に向かう。
 登山口の駐車スペースはすでにいっぱいだったので、少し車道を進んだ先の脇道に駐車して遡行準備をして出発。
 まずは車道を下り沢を渡る橋から入渓する。4m滝を左から巻いて沢に降ると小滝やナメが連続しなかなか良い感じである。途中鹿の角が落ちていた。ゆるい4m滝で先行の4名パーティーを抜き、沢の真ん中の大岩を過ぎるときれいなゆるい2条5mナメ滝となる。
 さらに進むと今度は生きている鹿が走り去るのが見える。その先、いきなり長いナメ床が続くようになり実に素晴らしい!。ナメの終わりの大きな岩の小滝を過ぎるとまた長いナメである。右が壁になりインゼルを過ぎると再びナメ・ナメ小滝の連続で全く予想外の素晴らしさに思わず笑みがこぼれる・・・。
 小滝をどんどん越えて行くと10m滝となる。水流が勢いよく空中を飛んで来る滝で左の少々グズグズのルンゼから巻く。
 沢に戻ると再びナメ床が現れ、4〜3m程の滝を3つ程越えると前方はゴルジュとなる。右岸斜面から見ると滝が3つ連続しているのが見え、水線突破は無理そうなので右から巻く事とする。最初の2つの滝を巻いたあと一旦沢に戻り最後の10m滝の下に行ってみるが、再び右のぼろぼろの斜面を登り巻く。
 ゴルジュを過ぎてさらに進むと15m滝となる。なかなか立派な滝で少々驚かされる程だが直登はちょっときびしそうなので左から巻く。
 次の下半分ナメの4m滝を越え、ハングした壁を落ちる5m滝は左から巻き、4mナメ滝を過ぎると辺りは開けて傾斜が無くなり、沢は広い林の中を流れる小川のようで実に長閑で気持ちいい場所である。
 さらに水流を辿り最後の最後は左に進路をとると藪漕ぎもなく登山道に出ることが出来た。早速荷物をデポして荒船山最高地点の行塚山を往復する。
 山頂は樹林が濃く展望はないが石の祠があり三角点もあるので山頂らしさを十分満喫する。石島さんからプリンが振る舞われしばしのんびりした後下山にかかる。
 荷物を回収して頂稜の平らな登山道をどんどん歩いて行く。このあたりは何とも不思議な雰囲気で山腹の平坦地の様な樹林の道が続く。途中、祠や九輪草の群生地などがありそれらを見ながら進むとやがて相沢への下山路が分岐する。せっかくなので分岐に荷物を置いてもう少し先にある艫岩の岩壁を見に行くが、ここは本当にすごい絶壁でまさに絶景である。
 下山後、国道254号線を少し内山峠の方に行き西下仁田温泉荒船の湯にて入浴して帰途につく。石島さんと別れたあと関越道が事故渋滞で一般道を走ったが、至って順調でそれ程遅くならず帰宅することができた。

 今回は比較的天気が良さそうな荒船山に登った事がなかったので選んだ沢だったのですが、相沢川はナメが綺麗で滝も多く予想以上になかなかいい沢だったと思います。東京近郊の日帰りの沢としてはマイナーであるのがあるのが不思議なくらいでした。しかし何よりも天気が思ったより良くなって幸運でした。悪い予報のなか諦めずお付き合いいただいた皆様、ありがとうございました!

コースタイム
7/2 駐車地点(8:15)〜15m滝(10:30)〜経塚山(12:40)〜駐車地点(14:50)

遡行図
写真

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