南会津 大杉岳 山スキー

2016年4月9日  メンバー:森田L,石島,斎藤,佐治,澤田石

 今年は異常な雪不足となっていますが、山スキー、歩き混成隊で南会津の大杉岳に行ってきました。4月から新しく5名の有志で立ち上げた山岳同人の最初の山行となります。

4/8 澤田石さん宅、佐治さん宅経由で新宿駅西口地下ロータリーで斎藤さんを乗せて首都高、東北道で加須ICで一旦下りて加須駅付近のタイムスで石島さんと合流、再び東北道に乗り西那須野塩原ICで下りて道の駅「湯の香しおばら」にて宴会後仮眠。

4/9 起床後早々に移動を開始。場所は一応大杉岳という事にしておいたが、桧枝岐まで来てみると三岩岳登山口は周りを見回しても全く雪はなく、キリンテも同様で稜線を見上げても見える範囲ではひとかけらの雪も見えない・・・。七入付近も周りは雪はほとんど無いがぶな坂には雪がついているようで取り敢えず山スキー隊の石島さん、斎藤さん、私は板を背負って、歩き隊の佐治さん、澤田石さんはそのまま歩き出す。
 車道は完全に雪がなかったが、ぶな坂の斜面は雪があり私だけシール歩行に切り替える。つづら折りの車道を横切る度にスキーを脱がなければならないが問題なくシールで登ることが出来た。ぶな平からは雪はつながっていて素晴らしいブナ林の中をシールで歩いて行く。
 当初、大杉岳へは大杉沢右岸尾根を登り左岸尾根を滑降する予定だったが、左岸尾根末端付近は沢を渡る事が出来ず左岸尾根滑降は断念。右岸尾根の方もようやく1ヶ所だけ倒木の上にスノーブリッジがあり渡ることが出来たが、私は板を履いたまま渡ろうとしたところ見事に雪が崩れ片足が水没してしまったがシールが濡れてしまったにもかかわらず残雪期なので全く問題なかった。
 沢を渡ることさえ出来ればあとは尾根通しに登って行くだけだが、尾根上も場所によっては大変雪が少なく、潅木の薮を進むようなところもある。下りがちょっと心配になるところもあるがまあ滑りは何とかなるものだろうと気にせずどんどん登っていく。
 やがて傾斜が緩み何の標識もない大杉岳山頂に到着。樹林の中で展望がないので少し北側に移動して休憩とする。
 歩き隊が下山を開始して間もなく山スキー隊も滑降準備をして滑り出す。滑降は予想通り?快適な斜面は少ないが、潅木を避けながらの滑降はこれはこれでまた楽しいものである。歩き隊は佐治さんはのんびり下りておられるが澤田石さんは一気に走り下ったようで既に姿は跡形もない。
 薮スキーを充分堪能するとやがて傾斜がなくなり登りのトレースを追って渡渉地点に無事到着。澤田石さんが先に到着してタブレットで音楽を聴きながら待っておられた。スノーブリッジを今度は板を脱いで渡ったのだが何とまた踏み抜いてしまい靴が一瞬水没するが、すぐに上にあげたので靴の中への浸水は間逃れた。
 あとはぶな平をヒールフリーにして流し、ぶな坂の手前で車道に出た所で車道を歩いてきたテレマークの2人パーティーにお会いしたが、お話しすると以前お会いした事のあるmt raccoさんでした。燧ヶ岳まで行ったとのこと。
 さてぶな坂は最初のショートカットは板を履いて滑ってみるが、その下からは諦めてツボ足で降りる。あとは車道を路肩のフキノトウを採取しながらのんびりと七入駐車場まで歩いて終了となる。
 下山後、燧の湯にて入浴し、帰路に舘岩にある「かねまる食堂」で会津高原ラーメンを食べて帰途についた。

 今回は新しく立ち上げた山岳同人の記念すべき最初の山行でしたが、雪が大変少なくどうなるかと心配するも何とか無事山スキーが出来ておかげさまで楽しい1日となりました。渡渉で板ごと水没したのも初めてでしたが、残雪期はシールが濡れても特に問題なく貴重な体験?となりました。
 今後の新同人の活動に期待したいと思います。

コースタイム
4/9 七入(9:00)〜ぶな平(10:20)〜大杉岳(13:20)〜ぶな平(15:00)〜七入(16:10)

地形図
写真

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