奥多摩 峰谷川・モクボ谷(茂窪谷)
2016年5月22日 メンバー:斎藤L,森田
今回はツツジとワラビの饗宴?という事で、石尾根千本ツツジ付近につき上げる峰谷川・モクボ谷に行ってきました。
5/22 JR立川駅6:50集合。新奥多摩街道・青梅街道で奥多摩湖へ向かい、峰谷橋で右折して峰谷川沿いの道の途中から左の林道に入る。坊主谷出合付近の橋を渡りモクボ谷沿いの林道を少し入った辺りに駐車して出発。
藤の咲く林道を15分程歩くと林道終点となる。ネットで見た林道の崩壊箇所は修復されていたようで終点まで車で入る事も充分可能であった。林道終点には立派なわさび田があり仕事道がさらに先まで続いている。
ここから入渓するが、すぐに堰堤があり結局仕事道に上がって巻く事になる。堰堤を4つ程巻くと小滝が連続する。最初の3mは左を登り、小滝を2つ程越えたあと2段4mは下段は左の水のない水流溝?を登る。さらにワサビ田の構築物らしいゴミの引っかかっている小滝を過ぎるとトイ状2段7m滝となり右から越える。
左から支沢が入ると3m滝となるが、よく見ると水流の真ん中にロープの様なものが垂れ下がっている。釜があるので左壁を登り滝上に出るとロープではなく木材運搬に使ったワイヤーであった。
続く2m-5mの連瀑はなかなか立派で、2mは左から登り、5mは左の草付きルンゼから巻く。倒木のかかる5m滝を越えると沢は倒木だらけとなり、さらに進むと1120m付近で右から支沢が入るが倒木だらけで左から巻く。沢に戻ると小滝が連続し、最後にきれいな6mナメ滝があり水流沿いに登る。その先、右に倒壊した小屋を見送り、2m滝を越えると滝は無くなる。
あとはひたすら登っていくだけだが、明るく開けていて気分的には意外と苦にならない。
最後は1530m付近で左に入り、さらに左の尾根に上がって少し登るとあっさりと登山道に出た。西へ少し歩いて稜線上の防火帯の登山道へ移ろうと登り出すといきなりワラビが其処彼処に生えている!。取り敢えず少し採取して稜線上の登山道で小休止。
ここの稜線は防火帯の為か切り開きが広くて実に気持ちよく、カラマツの新緑とハルゼミの声が何とも心地よい。千本ツツジ方面へ歩き出すと道端にはワラビが絶えることが無い。採りながら歩くがもう切りがないほどである。美味しそうな個体を厳選しながら採取する内にやがて千本ツツジに到着。ここは名前とは裏腹に東側は全くツツジが生えていないが、山頂に着くといきなり綺麗なツツジの群落が目に飛び込んで来る。せっかくなのでツツジを愛でながらコーヒーを入れて小休止。ワラビとツツジに囲まれて幸せなひとときであった。
下山は南側の登山道を下りそのまま赤指尾根を下る。途中、1300m付近から左の支尾根沿いに降りている木材運搬用?のモノレール軌道沿いに降りていき、途中から仕事道を下ると登る時に堰堤を巻いた道につながっていて林道終点に簡単に戻る事が出来た。あとは林道を駐車地点まで歩いて終了となる。
下山後、青梅街道沿いの手打そば「きり山」でおろしそば(辛味大根の辛さが新鮮!)を賞味して帰路につく。
今回の山行はワラビ採りに行かないか?とのお誘いでしたが、この時期、モクボ谷はまさにワラビ採りには絶好のルートでした。沢自体もなかなか綺麗で楽しめる沢だったと思います。ツツジとワラビを同時に満喫出来た幸せな1日でした。奥多摩にこんな楽しみがあるとは知りませんでした!
コースタイム
5/22 駐車地点(9:05)〜林道終点(9:20)〜登山道(13:00)〜千本ツツジ(14:00)〜赤指尾根1300m付近(15:00)〜駐車地点(15:55)
遡行図
写真
このページのトップへ
|