奥秩父 一ノ瀬川・水干沢
2016年10月22日 メンバー:斎藤L,森田、他1名
沢登り初体験の学生さんをお誘いして紅葉の丁度綺麗そうな水干沢に行ってきました。
10/22 6:50 JR立川駅に集合して新奥多摩街道から国道411号線で一ノ瀬林道に入り登山口の作場平へ。ぎりぎり1台分空いていた駐車場に車を停めて出発。まずは登山道を10分程歩き一ノ瀬川を橋で渡るところで入渓する。
ここはインゼルになっていて右の水流の多い方を歩いて行くとすぐに左の水流が合流する。しばらくはゴーロの沢を歩いていくとナメが出てくるようになるが、なぜか周りの笹が茶色く枯れているのが奇妙である。やがて登山道が橋で横切る。
さらに進むと2条の緩い3m滝を難なく越えるとナメが長く続いている。作場平ではまだ早かった紅葉がこの辺りから徐々に色付きはじめ実にいい感じになって来ている。一旦ナメは途切れるが僅かで二俣に到着。右は黒エンジュ沢、左のナメの沢が水干沢でこの辺りまで来ると紅葉も丁度見頃で実に素晴らしい!。小休止して暫し紅葉鑑賞。
水干沢に入ると再びナメが続くようになり何ともいい気分で歩いて行く。二つ程滝があり問題なく越えて行くとこの沢の最大の滝である4m滝となる。水流右を登りTさんには補助ロープを使用するが滝登り初体験でも全く危なげない。この滝を越えると沢は鬱蒼として来るが薮漕ぎという程ではなくさらにどんどん登っていくと突然登山者が数名休憩している場所に到着。登山道かと思ったがどうやら登山道から少し下った所にある水場の様である。ここからはその水場へ下る道を登って登山道に出る。
登山道を右に進み水干沢源頭が横切るところが水干(水神社)である。ここで笠取山へどう行くか思案するが、せっかくなのでこのまま沢筋をつめて山頂に行こうという事になる。
急な涸沢を落石に注意しながら登り、最後は左に逃げて笹の斜面を登っていくと程なく稜線上の登山道に飛び出す。右にわずかで三角点のある笠取山山頂に到着。展望も良くしばらくすると雲の中だった富士山も顔を出す。動かないとちょっと寒く感じて来るので休憩は下でという事で山頂を後にして西へ歩き出すと、西側のピークにも笠取山の標識が立っていた。
その先はちょっと急な斜面になるが展望が良く気持ちよく下っていく。なだらかになっても防火帯のような広い切り開きで相変わらず気持ちよく歩いていく。稜線の紅葉も素晴らしく、最近あまり訪れる事のない奥秩父だがこんなにいい所だったか?と思ってしまう程である。小さな分水嶺を過ぎ、笠取小屋で小休止してテルモスのお湯でコーヒーを淹れる。あとは歩きやすい一休坂登山道をどんどん下って行く。本当に歩きやすい道である。やがて入渓点を過ぎるとまもなく 登山口に到着して終了となる。
下山後、道の駅たばやまで軽く食事をして帰途につく。
Tさんの沢登り初体験山行として水干沢を再訪しましたが、何しろ紅葉が素晴らしく、前回省略した笠取山に登ることが出来、稜線歩きも予想外に?楽しめたのでとてもいい一日となりました。Tさんもきっと満足いただけた事と思います。
コースタイム
10/22 作場平(10:00)〜水神社(12:55)〜笠取山(13:25)〜笠取小屋(14:15)〜作場平(15:30)
遡行図
写真
このページのトップへ
|