上州武尊 利根川・武尊沢

2016年6月18日  メンバー:森田L,澤田石

 今回はたけのことナメの沢を楽しもうと23年ぶりに上州武尊の武尊沢に出かけました。

6/17 澤田石さんに自宅の駐車場に寄っていただき府中ICから中央道に乗り圏央道経由で関越道に入る。水上ICで下りて武尊神社の駐車場にてテントを張って宴会後仮眠。

6/18 テントを撤収して林道をさらに車で入り終点の駐車場に駐車して歩き出す。手小屋沢避難小屋からの登山道を見送り、剣ヶ峰山への登山道をどんどん登っていくと50分程で武尊沢を横切りそこから入渓する。
 しばらくゴーロを歩くと最初の幅広2条8mナメ滝となる。真ん中を越えると8mナメ滝に続きナメ小滝が連続して素晴らしい!。ナメ滝7m、4mと越え、両岸狭まった5m滝は左をへつる。
 その上で若干倒木で荒れるがCS2m滝を越えるときれいな6mナメ滝となり水流右を快適に登る。下部はトイ状上部はナメの8m滝、3m滝を越えると右から滝を連ねた支沢が入り、さらにナメ滝がまだまだ続いてどれも快適に越えられ実に素晴らしい遡行となる。
 右に崩壊地を見送るとゴルジュとなり出口に15m滝が現れる。水流中もホールドが豊富そうだが水の冷たさに耐えられそうもないので右のルンゼ状を登るが、澤田石さんは水流中を左から越えて来た。
 続く6m滝を越えるとまたきれいなナメが続くようになり、右岸はすごい岩壁で何とも素晴らしい景観である!。快適にナメを登って行くとこの沢の核心である3段20m滝となる。核心と言っても難しいところは全く無く、景観に酔いしれながらただただ登って行くのみ。岩壁の迫力とは裏腹に周囲の雰囲気はとても明るく、花が咲き乱れているという全く見事なルートである。
 20m滝上も傾斜が出て来るがナメが続き、右に5m滝で入る支沢を分けどんどん登って行くと行く手を滝と言うか左に斜上する地質構造の崖に遮られる。その崖の基部を左に回り込んで越えるが、その余波で気が付くと本流筋よりやや左にルートをとっていた様で少し戻って修正する。
 あとは3m滝を1つ越えて忠実に水線を辿っていくとやがてシャクナゲの灌木に行く手を阻まれ、少々手こずるかと思ったがほんの3m程?の藪こぎで無事登山道に飛び出す。標高2120m付近で右に僅かで沖武尊山頂であった。結局、期待していた根曲がりだけは残念ながら全くなかったが・・・あのネットの某サイトの記述はいったい・・・。
 山頂はさすが日本百名山、ものすごい数の登山者がくつろいでいる。我々も展望を見ながらしばし休憩。下山は手小屋避難小屋経由とするが、この下山路の途中で大量の根曲り竹のたけのこを採取する事が出来た。あとは収穫に大いに満足しながら武尊神社への道をどんどん下って行った。
 下山後、谷川温泉の湯テルメ谷川にて入浴し、赤城高原SAで食事をして空いている関越道から往路と同じく圏央道を経て中央道府中ICから帰宅した。この経路は大変早く帰宅でき、17:30には自宅に到着していた。

 武尊沢は実に久しぶりの再訪となりましたが、ナメが多く快適に登れる滝が続き、景観も素晴らしくなかなかの名渓だと思いました。おまけに沢の中にはありませんでしたが下山路でたけのこを採取する事が出来てこの時期ますます素晴らしい沢だと思いました。

コースタイム
6/18 林道ゲート前(6:50)〜入渓点(7:40)〜登山道(10:40)〜沖武尊(10:45)〜林道ゲート前(13:10)

遡行図
写真

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