丹沢 中川川 東沢ヤビキ沢
2015年5月17日 メンバー:森田L,桑原,斎藤,田中(美)
ナメの綺麗なヤビキ沢を登り稜線のシロヤシオを楽しもうと斎藤さんから提案いただき早速行ってみました。
5/16 田園都市線あざみ野駅 時集合。東名横浜青葉ICから乗り大井松田ICで降りて丹沢湖を経て丹沢自然教室駐車場に車を停めて駐車場脇にテントを張って小宴会後仮眠。
5/17 朝早くからハイカーの車がひっきりなしに来て目が覚める。もう少し寝ていたかったが?起きてしまったので6:00出発。まず車道を少し歩いてツツジ新道に入る。最初沢沿いに登っていくが暫くすると 沢出合で東沢を徒渉し、堰堤を巻く為に少し登山道を登ってからゴーラ沢に下りる。
この辺は広い河原でものすごい量の流出した石が堆積しているといった感じの中を歩いて行くとヤビキ沢出合となる。
こんな堆積物の多い沢で本当にナメがあるのだろうかと心配になったが、少し進むといよいよナメが現れる。短いが気持ちよく歩いて通過し、少し進むとまたナメ床となる。こちらは先程より長く、最後に美しい2段のナメ滝となっていて楽しく通過する。
見せ場の一つのナメはこれで終わりだが、先に進むと今度は滝場となり、最初の7mは登れそうなので取り付いてみるが出だしから中間あたりが少々いやらしそうなので無理せず左から巻くこととする。その上も倒木のかかった5m滝、垂直な4m滝と続き、さらに進むと水は涸れて涸棚が続く様になる。
1110m二俣を左に入り涸棚をどんどん登って行くが、突然右ふくらはぎに痛み感じ落石でもあたったのだろうかと思ったが落石の形跡はなく気にせず我慢していたが、時間がたっても回復せずどうもおかしいと思いながらも丁度いい木の枝を杖がわりにして気にせずどんどん登って行く。
最後の1200m三俣はどちらに行くか少々迷ったが、左に入り右岸の尾根に上がることとする。わずかな登りで尾根上に出てあとはひたすら上に向かって歩くのみ。尾根の反対側の沢は源頭がものすごい崩壊地となっていてなかなかの迫力。途中から待望のツツジも見られるようになり、それらを眺めながらどんどん高度を上げる。崩壊は稜線直下まで進んでいて崩壊地の上に出ると稜線である。
登山道に出たところで靴を履き替えて檜洞丸へ向かう。ツツジ新道分岐を過ぎると登山者の数が途端に多くなる。分岐から先は木道の敷かれた緩やかな道となり、ちょっと独特の雰囲気がある。檜洞丸の山頂はなかなかの賑わいで、多くの登山者がくつろいでいる。雲が多くなってしまい残念ながら富士山は見ることができなかった。我々もしばし休憩後下山にかかる。
ツツジ新道分岐までは往路を戻り、分岐からはツツジ新道を下る。今年はツツジの花は少々不作のようで新道沿いはツツジの木だらけなのだが、残念ながら花をつけていない木が多い。それでもミツバツツジやシロヤシオを充分楽しみながら下山する事が出来た。
下山後は中川温泉「ブナの湯」で湯につかり帰路につくが、東名が少々渋滞していたにもかかわらず、さすがに近いので明るいうちに帰宅する事が出来た。
ヤビキ沢は短いながらきれいなナメと滝場、涸棚とコンパクトにまとまっていて、この時期ツツジ鑑賞のアプローチとしてはまさに絶好の沢だったと思います。今年のツツジは咲いている個体数が大変少なかったようですが、時期を外したというより満開の木もあるのですが隣の木には一輪も咲いていないといった感じで全く不思議な様相でした。負傷した右ふくらはぎは下山後、整形外科に行ったところ完全に肉離れでしばらく松葉杖生活となってしまいました・・・
コースタイム
5/17 丹沢自然教室(6:00)〜檜洞丸(11:05)〜丹沢自然教室(14:00)
遡行図
写真
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