御坂山塊 大幡川・四十八滝沢
2015年8月24日 メンバー:森田L,澤田石
当初の予定では1泊2日で谷川連峰の井戸小屋沢右俣を予定していたのですが、天候の関係で日帰りで今まで行く機会に恵まれなかった大幡川・四十八滝沢という事になりました。
8/23 18:00自宅駐車場に来ていただき出発。調布ICから中央道に乗り大月で本線と分かれて都留ICで降りて登山口へ。駐車場にテントを張り時間が早いのでゆっくりと飲んでから仮眠とする。
8/24 車で林道を少し入り、橋を渡ったところに駐車して歩き出す。暫く林道を歩き、やがて左から登山道が入りそちらを登って行く。「ここより三段の滝始まり」の看板を過ぎ、登山道が四十八滝沢に降りた所で入渓する。
いきなりナメ状の沢床でいい感じである。少し進むと小滝が連続し2段8mを越えると10m程の大きめな滝が現れる。正直なところこの滝は一体なに?といった感じだったが取り敢えず登って見ることに。左からバンドを斜上して念のためハーケンを一本打ってそのまま水流右を直上する。続く6m滝を越えると再度登山道が横切る。なるほどこれで現在位置がわかり先程の滝は初滝だったようである。
登山道から見える三段の滝を問題なく越えるといよいよ核心の大滝となる。近づいて見ると下部は歩いて登って行く感じで問題なく、上部も立っているがホールドは豊富そうである。澤田石さんリードで問題なく越えるとあとはもう滝の連続である。この沢はゴーロがほとんどなく、全て滝で出来ているのではないかと思う程である。
5m、6mと何れも右から越えると七福の滝となる。水流右から取り付き中程でバンドを左上して最後は右側を登って行く。この滝は幾筋の水を落としなかなか美しく、しかも簡単に登って行けるのだから何とも素晴らしい滝である。その上も殆ど切れ目無く滝が続きどんどん登って行く。小滝の連続から緩い8m滝を水流沿いに登りさらに小滝を越えて行くと2段15m程のナメ状の滝となるが、登って行くと上にもまだまだ続いていてこれが7段50mという事になるのだろう。もうどれがどれだかわからないのだが、とにかく出てくる滝をどんどん登って行くだけである。実に楽しい!。
最後は穴から水がジャバジャバ湧き出している所で忽然と水がなくなってしまう。湧き出している水を飲んでみると冷たくて美味しい!!。あとは踏み跡を追って上へ上へ行けば登山道に飛び出す。登山道を左へ登って行くと僅かで三ツ峠山山頂に到着。こんな天気でも数人のハイカーで賑わっていた。残念ながら展望は全く無く富士山も見ることができなかったが初めての三ツ峠山山頂を充分に堪能して下山にかかる。暫くは快調に下山していたが、途中から墓場尻川の時と同様に左膝が痛み出して木の枝を杖にしての下山となってしまった。
今回遡行した四十八滝沢は、日帰りの沢としていつも候補にはあがるものの何となく今まで行く機会が無かったのですが、本当に滝また滝の連続でとても楽しい沢でした。ある程度落差があり見た目も立派な滝がたくさん出てきて、しかもどれも簡単に登れてしまうというのが実に絶妙な感じで素晴らしい沢でした。今回は後半天気があまりよくなかったので、機会があれば晴天の時にまた行きたいと思います。
コースタイム
8/24 駐車地点(7:00)〜三ツ峠山(10:30)〜駐車地点(?)
遡行図
写真
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