丹沢 世附川・土沢三ノ沢

2015年11月7日  メンバー:森田L,斎藤,佐治

 紅葉を期待して何処にしようか考えましたが、今回も斎藤さんの提案で丹沢最西端、世附川・土沢の三ノ沢となりました。

11/6 23:00JR三鷹駅集合。調布ICから中央道に乗り八王子JCTから圏央道に入り相模原ICで下りる。あとは国道412号〜国道413号を走り道の駅「どうし」にて小宴会後仮眠。

11/7 朝方は予想以上に寒い。車で明神峠へ向かうが、途中三国峠付近で雲の上に頭を出した富士山の展望が素晴らしい。山中湖は雲海の下である。
 明神峠近くに車を置いて歩き出す。先づは紅葉の中、林道を三ノ沢まで歩く。三ノ沢にかかる橋で靴を履き替え遡行準備。沢に入り堰堤を左から越えるといきなりナメのある渓相でなかなかいい感じである。少し進むとちょっとした連瀑帯となり最後の大きな釜のある滝を左から巻くとまた穏やかな段差のあるナメが現れる。左から支流が1本入り再び連瀑帯となり、最初の2m滝を水流右から越え、次の傾斜の緩い2段5m滝は右から巻いて次の小滝は右をへつる。ここを過ぎると二俣となる。
 しばし休憩後右俣に入ると素晴らしいナメが連続するようになる。ここのナメは平らなナメではなくやや起伏があるところがまた面白く、実に気持ちのいいところである。ナメもやがて終息して4m滝を越えると堰堤が現れ左から巻くが辺りの紅葉が素晴らしい。さらに3つの堰堤を全て右から越えるが堰堤の下部が地面の浸食でコンクリート末端が露出してしまっている所があり驚かされる。さらに進むと三俣状となり赤テープと左岸に大きなブナの木がある。堰堤をもう1つ越えて最後は沢沿いにつめていき沢が無くなると思ったらあっさりと林道に出た。
 ここから林道を下り途中から電線監視道を使って戻るか稜線の登山道に出て三国峠から車道を下るか迷ったが、まだ天気が良いので稜線歩きを楽しもうという事になり適当に斜面を登り登山道へと出る。稜線は既に冬枯れの様相であるがやはり気持ちがいいが残念ながら樹林で展望はなく鉄砲木ノ頭まで急ぐ。鉄砲木ノ頭はたくさんのハイカーで賑わっていたが、残念ながら富士山は雲の中で見ることができなかった。三国峠からは車道を下るが、途中から車道脇の登山道を歩き車に戻る。
 下山後、仮眠した道の駅「どうし」に再び寄って久々に名物のクレソンのメニュー満載の食堂で食事をして帰路についた。


 土沢流域は今回初めて遡行しましたが、ナメの多い素晴らしい所で少々驚きました。確かにつめた稜線は沖ビリ沢がある所なのですからナメの沢であっても全く不思議ではないわけですね。稜線歩きも気持ちよく鉄砲木ノ頭からの展望も絶景で本当に楽しい秋の一日になりました。

コースタイム
11/7 駐車地点(7:30)〜入渓点(8:10)〜二俣(9:05)〜遡行終了地点(10:50)〜駐車地点(13:00)


遡行図
写真
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