奥多摩 秋川・養沢川 大滝沢

2015年5月2日  メンバー:斎藤L,森田

 今年の沢初めは以前行った事がある鈴ヶ尾沢の本流である大滝沢に行ってみました。

5/2 7:50立川駅集合。いつものように新奥多摩街道〜睦橋通りを経て五日市へ向かう。十里木で右折し大岳鍾乳洞を通って大滝沢沿いの林道終点へ。遡行準備をして歩き出すが、ここから馬頭刈尾根への登山道はどうやら通行止めになっているようである。我々は沢を登るので問題ないが・・・。
 沢に入ると特に問題になるところもなく穏やかな渓相の中歩いて行く。遡行図には多段10mとある滝を目安にしようと登って行くがいつまでたってもそれらしいものは出てこない。幾つか小さな滝やちょっとしたナメ滝を越えていくが、どうも10mではない様な・・・。といった感じでどんどん進んでいくと、いつの間にか登山道が横切る二俣についてしまった。多段10m滝はいったい・・・
 登山道が横切るところで登山道には上がらず沢を取り敢えずつめてみようという事になる。しばらくは沢沿いに進めたが、やがて予想通り倒木が沢を埋める様になり、右の尾根に上がる事とする。
 少々急ではあるが登りやすい斜面をひたすら登って行くと、それ程苦労も無く登山道に出る。と思っていたが、この登山道、歩き出すと何か変である。階段があったりしてけもの道ではないのは確かなのだが、何となく不明瞭になったりしてとうとう途切れてしまった。仕方なく稜線の上まで登ってみると案の定、立派な登山道がそこにはあった・・・。
 あとは登山道を大岳山に向かうが、途中から大岳山荘を経由せず直接山頂に出る踏み跡に入り山頂に到着。コーヒーとロールケーキでしばしのんびり過ごして、下りは大岳山荘を経由して馬頭刈尾根から通行止めの看板のある登山道を林道終点に下山するが、通行止めになっているにもかかわらず特に問題なく下りてくる事が出来た。
 下山後、新奥多摩街道沿いにある高倉町珈琲で軽く食事をして帰路についた。


 今年の沢初めは5月になりましたが、少々遅かったせいか花が全く咲いておらずいささか拍子抜けした感がありますが、ここまで完全に終わっていると諦めもつくというものでしょうか。たまには純粋に新緑だけを楽しむのもいいものですね。大滝沢は登山道沿いで以前は遡行対象にはなっていなかったものの、白山書房のウォーターウォーキング2に紹介されていたので行ってみたのですが、この本は良くも悪くも?沢登りの概念を少々変えてくれた本だと思います。

コースタイム
5/2 林道終点(9:30)〜大岳山(12:55)〜林道終点(15:00)


遡行図
写真
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