頸城 火打山〜惣兵ェ落谷 山スキー

2015年4月25日  メンバー:森田

 

 先週候補にあげていた火打山でしたが、今年は雪が多くまだ笹ヶ峰まで除雪されていないとの事でしたが今週はようやく完了したようで、好天の予報の今週末に満を持して単身行ってきました。

4/24 何だかんだで出発は21:30頃となってしまう。交通費節約の為に鶴ヶ島まで一般道を行き、鶴ヶ島ICから関越道〜上信越道で妙高高原ICで下りて笹ヶ峰へ。もう2:30になっていたが軽くビールを一本飲んで仮眠。

4/25 5時過ぎに車が来たようで目が覚めてしまい、もう少し寝ていたかったが朝食をとり準備を始めて6:10出発。
 まずは登山口から黒沢沿いに歩き出す。黒沢を橋で渡ったのち、黒沢は完全に雪で埋まっていたのでそのまま沢沿いに登る事とする。一ヶ所デブリ跡をよけたがあとは全く問題無く快適に登って行く。1840m二俣状を左に入りさらに登って行くとやがて尾根に出て十二曲がりからのルートと合流する。
 尾根に出ると火打山〜焼山方面が見渡せ実に素晴らしい展望である。黒沢岳の巻道に入り高谷池ヒュッテへ。しばらくヒュッテ横で休憩した後、火打山への最後の登りにかかる。
 平らな高谷池の先は高度を上げないように右寄りに進み、天狗の庭を過ぎると鞍部目指してトラバースしながら高度を上げていく。鞍部からはシールのまま真っ直ぐに直登、ひと登りで火打山山頂に到着。
 山頂からの展望は透明度が悪く遠望はややきかないが頸城の山々が一望のもとに出来て実に素晴らしい!。これから滑る火打山南面台地は見えないが、反対側の焼山北面台地はよく見える。充分に景色を楽しんだのち、待望の滑降に移る。と思ったが火打山西面には雪が無く、しばらくは板を肩に掛けて登山道を下りる。裏火打鞍部の手前まで下りてようやく雪の上に出る。一旦鞍部まで滑り北面を眺めてからいよいよ南面台地の滑降となる。
 雪はちょっと緩み過ぎではあるが適度なザラメで快適に下って行き、沢筋を避けて少し右へトラバースすると素晴らしい一枚バーンとなり、こんな素晴らしい斜面を滑る事が出来るとは!!と一人で感動してしまう。縦溝も無く充分に緩んだザラメの一枚バーンはまさに飛ばす為にある様なもので、今迄の山での滑降で最も速く滑ったと断言出来る程?気持ちよく飛ばす!。あっと言う間に惣兵ェ落谷へ入る地点まで高度を落としている。振り返ると今滑って来た斜面を一望出来て感激ひとしおである。
 惣兵落谷へ入っても快適な斜面が続くが、浅い縦溝がありややテクニカルな?滑りとなる。鍋倉谷出合の手前から沢底を離れ左岸の一段高いところを滑って行く。
 鍋倉谷が合流するところで階段登高で左岸の台地に上がりあとは車道に出るまで出来るだけ左にトラバースを続ける。途中水芭蕉の群落なども見られた。
 最後は乙見湖岸に出て気持ちよく歩いていたが、左岸から入る川に何故か橋がかかっていない。よくよく地図を見てみると車道はかなり上を通っている事が判明、GPSで確認すると湖面の上を歩いている・・・。仕方無く板を脱いで登り返して車道に出て、黒沢橋からは除雪されていたので再度板を脱いで笹ヶ峰駐車場に戻る。朝はがらがらだったが戻ってみると満車状態で車道も路駐の列となっていた。
 下山後、苗名の湯で入浴し、黒姫に向かう県道119号線の途中にある「そば処 たかさわ」でざるそばを食べて一般道での長い帰路についた。


 思えば20年以上前に二度程敗退して以来、火打山へは何故か行く機会が無く、ようやく初めて登る事が出来ました。今回のこのルートは実にスキー向きの周遊ルートで、稜線からの滑降は素晴らしいものでした。帰路は一般道で帰ったのですが、さすがに長かったもののたまには時間を全く気にせずにのんびり帰るのもまたいいものです。

コースタイム
4/25 笹ヶ峰(6:15)〜高谷池ヒュッテ(9:10)〜火打山(10:50)〜鍋倉谷出合(11:50)〜笹ヶ峰(13:05)


地形図
写真
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