上信 霧積川・墓場尻川左俣
2015年7月19日 メンバー:森田L,佐治、澤田石
海の日3連休は諸事情で日帰り山行となり、天候の関係で墓場尻川左俣に行くことにしました。
7/18 澤田石さん宅経由で佐治さん宅に寄り、練馬ICから関越道に乗り上信越道を経て松井田妙義ICで降りて霧積ダムへ向かう。ダムの脇にテントを張り満天の星の下宴会後仮眠とする。
7/19 いづみ橋に移動し駐車して出発。巨大な堰堤を過ぎた所から入渓。いきなりナメが始まり気持ちよく歩いて行く。石積み堰堤を越えるとナメは一旦終わり、幅の広い2条5mを2つの水流の中間から越えると再びナメとなり、やがて両岸狭まった小ゴルジュを過ぎると大きな堰堤となり左から巻く。
堰堤の上でゴーロとなった沢をさらに進むと幅広の5m滝となり、念のためロープを出して右から越えた所で休憩。樹林の感じがなかなかいいところなのだが足下を見ると蛭がついている。特に澤田石さんは膝までのズボンなので蛭が大量についていてタバコの火で落とすのに余念がない・・・。続く3mナメ滝を越えCS滝をミズだらけの左岸から巻きしばらく歩くとまた素晴らしい赤いナメとなり、それも終わると三俣となる。
左俣に入り赤いナメ滝4mを過ぎると立派な7m滝となる(実は無意識にこれを雌滝と勘違いしていた・・・)。水流の真ん中に縦に倒木がかかっていてそれを利用して澤田石さんがリードする。次の3mは左から巻けるかと見に行ったが少々難しく、滝の左斜面がツルツルだがここしか登るところは無いので取り付いてみる。最初は油断して?はじめの一歩で釜直行だったが、2度目は慎重にフリクション登攀で突破。続く4mはそのまま左をへつり水流左をちょっと微妙に越える。この3連瀑は予想外に非常に楽しめた。
ここを過ぎるとナメ、ナメ小滝の連続となり実に素晴らしい。相変わらず蛭には閉口するが楽しく登って行くとやがて20m雌滝となる。しかしながら、先程3連瀑を雌滝と勘違いしていたのでここでこれを雄滝と勘違いしてしてもう終わりだと思っていたのだった・・・
石積み堰堤を越えた二俣を左に入り、地形図を見てすぐに左から入る支流をつめればすぐに林道に上がることができそうだったので入るがいつまで立っても林道は現れず、GPSで確認すると何と先程雄滝だと思っていたのが雌滝だったことが判明。何とも情けないことになったが今更戻るのもどうかと思うのでそのまま直上して林道に出てしまった。
あとは林道から旧中山道をどんどん下るが、歴史のある道だけあって所々に旧跡の看板などがありなかなか趣のある下山となった。890m付近からは中山道から離れて左の尾根を下降するがなぜか途中から左膝が痛み出し辛い下降になってしまった。ルート自体は一箇所懸垂下降するところがあるが問題無く駐車地点付近の車道に出る事が出来た。
直前に天候の関係でこの沢に決めたので情報をあまり頭に入れていなかったせいで、蛭が居る事も知らず、ルートもGPSが2台もあるのにしっかり間違えたにもかかわらず、沢はとても素晴らしいと思いました。事前の情報が少なかった分、こんなにナメがある沢なのかと感激した面もあるかもしれませんが、下山の旧中山道も含めてとてもいい1日になったと思います。ただし6月にヤビキ沢で肉離れをかばって痛めた左膝がまた痛んだのが少々心配です・・・。
コースタイム
7/19 駐車地点(7:30)〜三俣(9:30)〜林道(11:30)〜駐車地点(14:10)
遡行図
写真
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