昨年暮れに行ってみてなかなかいいルートだった二ツ塚に、雪の多い時期に再訪してみました。

2/14　新宿駅西口地下ロータリー7:00集合。初台南ICで首都高に乗り3号線を経て東名へ。御殿場ICで下りて太郎坊に向かう。御殿場口への分岐のゲートの前に首尾良く2台車を置く事が出来た。早速準備をして出発。
　車道は完全に雪で覆われていて最初からシールで歩く事が出来る。ところどころショートカットしながら登って行くと目の前に大きな富士山が実に素晴らしい。50分程で御殿場口の駐車場に到着。
　ここから車道を離れ沢筋の登山道沿いに登る。ここは樹林の中を登るので富士山という雰囲気ではないのだが、それがまたなかなか面白い。しばらく登って行くと樹林帯を出て右の御殿場口登山道がある広大な斜面と合流し、さらに二ツ塚鞍部に向かって浅い沢筋を登って行く。手前から下塚、上塚、宝永山、さらに奥には富士山本峰が並び実に壮大な眺めである。
　程なく上塚・下塚の鞍部に到着。上塚まで上がるか少し思案するが上塚への斜面が快適そうに見えなかったので、下塚に登る事に決定。カリカリに凍った斜面を僅かに登ると下塚に到着する。
　山頂はまさに無風快晴で誠に素晴らしいの一言。見上げれば宝永山を従えた富士山、見下ろせば山中湖、相模湾、駿河湾とまさに絶景である。行動食を食べながら大休止。他にも2パーティほどのんびりと憩っていた。
　さていよいよ待望の滑降である。鞍部まではカリカリのアイスバーンを楽しみ、鞍部から下はなかなか滑りやすい雪質で大いに楽しめる斜面が下まで続いている。振り返れば雄大な富士山が抜群のシチュエーションである。下りは登りに使った沢沿いのルートではなく御殿場口登山道沿いの広い斜面に思い思いにシュプールを刻む。雪質の変化も激しく、御殿場口登山の駐車場が近くなるとかなり気合を入れての滑りとなるがまだまだ楽しめる。一気に下りてしまうのはもったいないので駐車場手前で暫し小休止。車道に入ると一層酷さが増して曲がらない雪となるがまあそれはそれで楽しいものだ。四苦八苦しながらも14:00には駐車地点に戻って来てしまった。
　下山後、御殿場温泉会館に寄って入浴。お風呂からは今日滑った富士山と二ツ塚が一望出来て誠に素晴らしい。御殿場IＣの近くの蕎麦屋で蕎麦を食べて帰途につくが、あっと言う間に帰れるはずが海老名付近の事故渋滞で高速を下りたりした為に、帰宅は予想外に遅くなってしまった。

　今シーズンなんと二度目の二ツ塚でしたが、年末に較べると雪が十分にあり抜群の好天に恵まれ非常に楽しい山スキーとなりました。東京から朝発で余裕で行けてしまう山スキールートとして絶対お勧めの場所といえましょう。