那須塩原 箒川・下戸倉沢

2014年9月28日  メンバー:森田L,斎藤,佐治

 当初27日に日帰りでどこか行く予定でしたが、直前で諸事情により急遽28日朝発に変更となったので、朝発の時に是非行きたい!と思っていた那須塩原の下戸倉沢を訪れました。

9/28 佐治さん宅、斎藤さん宅を経由して東北道を北上して那須塩原ICで下り国道400号を塩原温泉方面に向かい道の駅「湯の香しおばら」手前を左折し塩原ダムへの道へ入る。
 下戸倉沢沿いの林道入口に車を停めて遡行準備をして出発。しばらくは林道を歩いて行き、林道が下戸倉沢を3回目に渡った「第3号橋」で入渓する。
 左から支流が入るといきなり3段のナメ滝となる。傾斜は緩いが川幅一杯にさらさらと水が流れている様は実に素晴らしく、どこでも登れるので各自自由に登っていく。次はナメ滝と形容していいか迷う程傾斜の緩いナメ床が続いた滝?となり、ここも川幅一杯に水が流れまた見事である。続く滝上の真ん中に大岩が鎮座しているナメ滝を越えるとまた緩いナメ滝が現れここで小休止とする。
 遡行を再開してさらに進むと両側大岩で挟まれた滝となり、上は3連瀑となっていてさらにその上も3mナメ滝が続く。もうナメ滝のオンパレードである。一旦ゴーロを歩くと今度は右岸の壁に節理が顕著なナメとなる。その上で左から入る沢が帰路林道に上がるのに都合がいいか?と目星を付ける。
 その先もナメ、ナメ滝が適度な間隔で配置されていてなかなか素晴らしく、どんどん登っていくと左岸が壁となり、やがて正面に大滝が現れる。
 下戸倉大滝は何とも圧巻で、左右2条の水流を落としているがなぜか面白いことに左右対称な形をしている。下部はナメ状なので途中のバンドまでは簡単に登る事が出来て、そのバンド伝いに水流を越えて2条の真ん中に行くことが出来る。滝の下で昼食をとりながら休憩としたが、心安らぐ不思議な雰囲気があり、なんだか去りがたい気分になるところであった。
 下山は先程目星を付けておいた沢まで往路を戻り、その支沢に入り僅かに登るといい案配に林道に出る事が出来た。あとは林道を歩き車に戻る。
 下山後、温泉を探そうと国道400号を少し塩原温泉方向に走ったところにあった「みかえりの里・彩花の湯」にて入浴するが、ここは塩原温泉から少し離れているせいか比較的空いていてのんびりする事が出来た。


 予定を変更して直前で決めた下戸倉沢でしたが、非常に手軽にナメを満喫出来る期待通りのところでした。沢登りというよりも沢歩きと言った方がいいような場所ですが朝発日帰りで行ける沢としては最もナメが素晴らしい沢と言えるかもしれません!。この辺りは桜沢、下戸倉沢と小粒ながらなかなかいい沢があるので機会があればいろいろと探ってみたい気がします。

コースタイム
9/28 林道入口(8:20)〜大滝(10:50)〜林道入口(12:50)


遡行図
写真
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