丹沢 葛葉川・堂屋敷沢〜滝ノ沢

2014年5月4日  メンバー:森田

 家族が出払って留守番中の連休後半に、昨年に引き続きこんな時でもないと行く機会が無い?葛葉川支流に行ってきました。

5/4 何だかんだで出発は7:30頃になってしまう。今回はうちの車は家内が使っていたので珍しく親から借りて来たLEGACY B4で入渓点の菩提に向かう。
 菩提からは順調に堂屋敷沢沿いの車道を行くが、最後の最後で林道(向山林道)に出るところになぜかネットが張ってあり入る事が出来ない。駐車する場所も無かったので車道を戻ってかなり下から林道の入口を探して入る。ちょうど仮払い?の作業をしておられる?方々がいて、林道は木の小枝?が敷き詰められた様な状態で車高の低いB4ではやたらと下回りに何かが当たる音がしていつもとは勝手が違う・・・。それでも何とか堂屋敷沢を渡るところまで入る事が出来て準備して入渓。
 いきなり7連続堰堤で黙々と越えて行くと残置ロープ?がある4m滝と小滝が出てくる。それを過ぎるとまた8個目になる堰堤があるがこれでようやく最後となる。右から2m滝で支流が入り、4m滝を右から巻くと大岩のある5mCS滝となる。水流と大岩の間をびしょ濡れになって直登する。小滝を2つ程越えて進むと4m・6mの連瀑が現れる。4mは傾斜が緩く水流沿いに登り、6mは左壁を直登する。さらに進むと小滝の連瀑の奥に大滝が見てくる。水流の右に大岩が引っかかっている感じの滝でちょっと登る気にはならず、小滝の手前から右岸を巻く。
 大滝の上で再び堰堤が現れ右の土壁を登って巻くと沢は明るく開けるが細い倒木でやや荒れている。細枝が被った?妙なナメ滝を越え、やはり倒木で荒れた中を登って行くと最後の2つの堰堤となる。1つ目は堰堤と右の側壁の間をチムニー登りといった感じで登り、2つ目の堰堤は側面には登るところが無く、戻って1つ目の堰堤脇から微妙な草付き登りといった感じで巻く。堰堤を越えると表丹沢林道に出る。
 さらに上まで詰めて岳ノ台まで行く案もあったが、林道の上は堰堤の連続で全く登る気にならず、林道を歩いて滝ノ沢を下降する事とする。10分程で滝ノ沢に到着。沢に下り2つ堰堤を下ると倒木だらけの4m滝となり左から巻き下る。小滝をいくつか下って行くとここにも雪のかけらがあり驚かされる。その下でやたらと大きな滝となり右岸を卷くが下りてみると「不動ノ滝」と看板が立っていた。なるほど立派な滝である。そこからはこの滝を見に来るらしい遊歩道が整備されていてそれを使って林道に出て入渓点まで戻った。靴を脱いでみると蛭が1匹入っていたが血を吸われた形跡はなく実害は皆無だった。


 思いつきで行ってみた堂屋敷沢でしたが、意外と滝が多く結構楽しめたと思います。白山書房「関東周辺の沢」には「暗く、狭く、うす汚い沢」とありますがそうでもなかったです。ついでに滝ノ沢下降で不動ノ滝も見る事が出来た上、これで葛葉川支流は一通り登ったことになったのでなかなか満足した1日となりました。蛭の被害も無かったですし・・・

コースタイム
5/4 入渓点(10:50)〜表丹沢林道(11:50)〜入渓点(13:00)


遡行図
写真
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