高原山 鹿股川・桜沢

2013年8月25日  メンバー:森田L,斎藤,佐治,澤田石


 今回は昨年来計画していた巻機山の三嵒沢がまたしても天候が悪く、転戦で天気の良さそうな栃木県の鹿股川・桜沢に行ってきました。

8/24 7:30JR新宿駅西口地下ロータリーに集合。首都高-東北道で矢板ICで下り県道30号〜56号を通って道の駅たかはらに順調に到着する。
 早速出発準備をして桜沢沿いの遊歩道を下りだす。気持ちのいい自然林の道で、途中桜沢の雷霆の滝を見る事が出来る。さらに下って行くとスッカン沢方面への分岐となるがスッカン沢方面へは通行止めで行く事が出来なくなっていた。当初スッカン沢方面へ向かい沢を少し下降して桜沢へ入ろうと思っていたのだが断念。そのまま登山道を下って咆哮霹靂の滝から入渓。
 この滝は10m程の滝がインゼルで2つ並んでいるという何とも不思議な滝で、左側の滝はやや立っているので右の滝をノーザイルで登っていくが、房総の沢の川廻しを見すぎている所為か「人為的に作ったのでは?」との疑念?も湧いてくる・・・。
 この滝上には沢幅いっぱいに水を落とす幅広滝が3つほど続き、落差が小さいので簡単に越えられるが実に素晴らしい光景の連続である。まさにこの沢のハイライトといったところだろう。滝が終わると先ほど歩いて下りて来た遊歩道の橋が横切る。その先しばらくゴーロが続き、次に出てくるのが遊歩道から見た雷霆の滝である。なかなか立派な滝で左から越える。続く幅広2段5mもなかなか見事である。水流のど真ん中を越える。あとは幅広3m滝、左に遊歩道の柵が見える2m滝を過ぎると滝はなくなり二俣となる。
 二俣を左に入り、しばらくは水のなくなった沢をどんどん歩いて行くと、突然釜には青い水を湛えているが落ち口から水が流れていないというおしらじの滝が現れる。全く不思議な滝でしばし鑑賞。澤田石さんは登れるか偵察するがまあ無理でしょう。佐治さんは以前ここに来た時もこの滝に出たと話しているのだが、今回はその時と違うルートをとった事になっていたのだが何の疑問もなく右岸にある筈の登山道に上がろうと靴を履き替えていると佐治さんが突然大きな声。GPSを見てみると我々は左の沢のは行った筈が右の沢を遡行して来たようなのである。左に入ったと思い込んでいたのでその後全く地図と磁石で確認はしていなかったが・・・。全く不思議な事もあるものだ・・・。現在位置はわかっているので右岸に上がり少し尾根沿いに歩いて車道に出る。車道も車通りが殆どないので気持ちいい森の中を散歩気分で道の駅たかはらへ戻って終了となる。
 下山後、県道56号を少し矢板方面に向かった所にある一軒宿の小滝鉱泉にて入浴し、そこでお蕎麦をいただくがこれがまた美味しいく、なんだか秘密の場所を見つけたような嬉しい気分で帰途につく。


 また三嵒沢には行けませんでしたが桜沢はこういう時の朝発沢ハイクには絶好の場所でした。以前は全く知らないところでしたが、こういう所ががまだまだあるのでしょう。ただ最後の左俣のつもりが右俣だったのは全く不思議ですね・・・。帰りの小滝鉱泉もいいところで、転戦でしたが楽しい1日になりました。

コースタイム
8/25 道の駅たかはら(?)〜入渓点(10:12)〜二俣(11:45)〜おしらじの滝(12:05)〜道の駅たかはら(12:50)


遡行図
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