上信国境 角間山 山スキー

2013年3月2日  メンバー:森田L,石島,斎藤,田中(美)

 
 1月に悪天で行けなかった妙高前山に今度こそ行ってこようと計画しましたが、また悪天で変更となりました・・・。

3/1 新宿駅西口地下ロータリーに22:00集合。外は雨降りで行く気を削がれるが、今日は仮眠が石島さん宅なので救われる。
 石島さん宅で天気予報を見ながら行く場所を思案するが、前回の村上山の時と全く同じく、その周辺が最も天気がよさそうだったので今度は村上山の向かいにある角間山へ行くこととする。

3/2 関越道〜上信越道で東部湯ノ丸ICで下りて地蔵峠を越えて旧鹿沢へ。駐車スペースに車を置いて出発準備。今回、私の板は初使用のICELANTIC NOMAD RKRで、トップ幅が140mmもあるので自作半スプリットシールがなんとも細く頼りなく見えるが果たしてこんなので登れるのか心配になる・・・。
 はじめは登山道沿いに角間峠に向かって登っていく。ここは以前はスキー場があったのだが、今は殆どその痕跡が見られないほど木が成長している。しばらく緩やかに登っていくと右側斜面がとてもいい感じの樹林の斜面となり、滑降しても実に快適そうなので登山道から外れてその斜面を登り直接角間山付近の稜線に出ることとする。
 最初は村上山の時と同様に快適なカラマツ林で順調に登っていく。雪質はカチカチの固い斜面に3cmほど新雪が積もっている感じで何とも言えないのだが、霧氷の美しい樹林帯を抜けるあたりからクラストした斜面となりシール歩行が辛くなってくる。どうやら私のシールはセンター付近は板の両端が広く空いていて、こういう斜面には滅法弱いので一番苦労しているようである・・・。
 途中から板を脱いでツボ足で登るが、板のセンター付近を手で掴もうとすると幅が広すぎて持てないのでビンディングを持って歩く。もう少し固い雪だったらアイゼンが必要なほどで全く想定外な状態であった。しかしそれもわずかで稜線近くなると傾斜も緩み、程なく角間峠から角間山に至る登山道のある尾根に到着。偶然美穂さんのお知り合いの方々と一緒になりしばし一緒に休憩する。角間山山頂はあと少し稜線伝いに登るのだが、稜線沿いは樹林が濃く滑りが楽しいとは思えなかったので我々は今日はここまでとする
 さていよいよ滑降だが、登りでは苦労したクラスト斜面が下りではなかなか快適である。少し下ると3cmの新雪が予想外に実に快適な滑りとなる。しかしながら登山道沿いに戻るあたりからは大変重く曲がらない雪質となり、そこそこ気合を入れての滑りとなるがこれもまた楽しいものである。深雪用に購入したNOMAD RKR だが、予想通り悪雪でもなかなか威力を発揮してくれる。下るに連れて全く最低の雪となるが特に問題なく?無事旧鹿沢に下りてくる。
 下山後、村上山の時に利用した鹿沢休暇村にて入浴、同じく蕎麦屋でそばを食べてその向かいにあるチーズ店に寄ってお土産を買い帰途についた。


 またしても天候の具合で村上山の時と全く同じ状態となりましたが、全く同じようにうまく行き安心しました。こんな機会でもないと角間山に行く事も無いのではないかと思いますが、以外にも今回のルートは湯ノ丸山以上に滑降を楽しむ事が出来る斜面なのでは?思ったくらいです。しかし今年は雪質に恵まれず、今回も例に漏れず下部はひどいものでしたが、この程度の悪雪は問題にしないどころか楽しんでしまうというのがなかなか素晴らしいのではないかと思います。

コースタイム
3/2 旧鹿沢(11:50)〜稜線(13:10)〜旧鹿沢(14:00)


地形図
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