暑いさなか、下界を離れてちょっと涼みに矢沢本流に行ってきました。
7/29 7:10 JR立川駅に集合し五日市に向かう。本宿を南秋川方面に進み途中から矢沢林道に入ったつもりが、何となく変だなと思っていたら小坂志川林道であった・・・。引き返してもう少し先に進み今度こそ矢沢林道に入る。
軍刀利沢出合の少し下で車を停めて林道を歩いて戻って橋の上流の堰堤のところから入渓する。横に林道があるのだが沢に入ってしまえが護岸のコンクリートでも見えない限り意外と気にならないものである。沢沿いには涼しい風が流れていて十分に避暑になる。少し進むと沢らしくなってちょっとした淵となるが左岸を簡単に歩いて行く。大きな釜の2m滝を左から越えナメ小滝を過ぎるとゴルジュとなる。左から巻けるがここは腰まで水につかり右側を突破。続く滝も右からへつりで越える。
その先はゴーロをしばらく進むが、大変蜘蛛の巣が多い。しかも川幅いっぱいにかかっているものもあり、視点を変えるとなかなかすごいものである。こんな巨大なクモの巣をかけるクモに敬意を払い出来るだけ壊さないように進むが、これもまた障害物競走のようで考えようによっては楽しいかも・・・・
左から3mナメ滝で支沢が入るとナメ、小滝が続く様になり、釜のある2段3mは右から直登する。さらに進むと核心?の7m滝となる。下部に倒木があるが上部はナメ状でなかなかいい感じである。水流右を簡単に登る。続くゴルジュも水線通しに通過出来てなかなか楽しい。
ここを越えると再び流れは平凡となり、遡行終了として適当なところから林道に上がる。あとは林道を駐車地点まで戻る。途中、パトカーが停まっていてびっくりしたが、事件ではなかったようでほっとする。
下山後、久しぶりに瀬音の湯で入浴し、途中軽く食事をしてから解散となる。
白山書房「ウォーターウォーキング」に五日市近辺の林道沿いの「本流」がいくつか紹介されているのですが、ほとんど登りつくしたこのエリアなのですが、こういう別の楽しみ方もあるのだなあと感心させられます。一昔前ではちょっと考えられない事ですね・・・。沢登りの楽しみ方も本当に多様化したものです。
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