今年の連休後半は天候が悪く予定が総崩れで何とか1日晴れていた5日にまた表丹沢に出かけてみました。
5/5 葛葉川の支流である大音沢は、Webでの記録を見ると最近堰堤だらけになり下部は大変だということなので、地形図を見てみると菩提峠から表丹沢林道を歩き大音沢が横切るところから入渓すると、非常にコンパクトになってしまうのだが堰堤には合わずに遡行できそうなのでとりあえず行ってみる事にする。
久しぶりに宮ヶ瀬からヤビツ峠への林道に入る。途中塩川林道入り口付近は何台もの車が停まってたがいったい何の目的なのか?。菩提峠もほぼ満車状態だったが何とか停めるところを見つけて準備して出発。
まずは林道を下っていく。途中、相模湾が大変綺麗に見えてすばらしい。20分ほどで入渓点の大音橋に到着。橋から6mほどのトイ状滝が見えるが、その滝を左から巻いて入渓。2m滝を越えるとすぐにまた5m滝となり左から取付いてみるがややかぶり気味でウエストバックが邪魔に感じたので左から簡単に巻く。次の5mは水流右を登り、落ち口は右に逃げられると思ったがちょっと難しそうで水流沿いに登る羽目になりずぶ濡れになってしまう。
ゆるい4mトイ状を過ぎ、次の4mnも水流を直登するがまたしても水が冷たい。その先ガレで埋まった沢は水がなくなり3m滝でちょろちょろ水が復活したかと思ったら今度は倒木が邪魔となり、冬眠から覚めたての?ヘビまで現れたので沢からはなれて左の斜面を登って行く。
振り返ると相模湾に三浦半島や伊豆半島が一望出来、誠に素晴らしい眺望である。けもの道のようなものがあり、それを追っていくと薮漕ぎもなく登山道にあっさりと出た。地形図にはないが立派な道である。日本武尊足跡という標識みたいなものがあり、新しい鳥居には「日本武尊奮跡の社」とある。くぐって進むと崩れかけたような小さな石の祠があった。さらに西に少し歩くと二ノ塔へ向かう登山道となり、ひと登りで山頂へ。二ノ塔はハイカーで大変な賑わいである。山頂の隅で靴を履きかえたらヒルが1匹出てきたが・・・。
下山は表尾根をヤビツ峠方面に下り、途中、林道が横切るところから林道を少し下ると菩提峠に戻る。なんとも手軽な半日ハイクであった。
春岳沢に引き続き5月連休表丹沢第二弾でしたが、神奈川県民でありながら相模湾の眺望がこんなに素晴らしいのかと驚かされた1日でした。今回のルートでは沢の遡行はあまりに短いのですが堰堤は一つもなく、沢ハイクとしてはなかなか好ルート?と言えなくもないかもしれません。ただ、葛葉川流域もやっぱりヒルはいるのですね・・・
2012年の記録へ |