昨年この時期に行った冠岩沢が大変素晴らしかったので、今年は大持山を挟んで反対側の大持沢に行ってみました。
11/17 澤田石さん宅経由でJR高円寺駅にて桑原さんを乗せ、練馬ICから関越道に乗り嵐山PAで舘野車と合流、今夜の仮眠場所、石島さん宅に向かう。いつもながらあまりに快適すぎて宴会もついつい遅くまで・・・
11/18 いささか飲みすぎの感があるが予定通り出発。国道140号を秩父方面に向かい、秩父から299号へ入り生川林道を入渓点へ。
下山予定の登山道のところに舘野さんの車を停め、私の車で大持沢にかかる橋までへ行く(と言っても大した距離ではない)。林道を少し歩き再び大持沢を橋で渡るところから堰堤を越え沢に下りるといきなり紅葉がいい感じである。
最初にある2mほどの滝をその上にある滝と一緒に右から巻くときれいなナメ小滝が続く。仕事道が2度横切ると連瀑帯となりなかなか楽しい遡行が続く。特に問題になるところはなく、落ち葉が敷き詰められた沢床を秋を満喫しながら登る。傾斜の緩い5mトイ状、2m滝、それに続く小滝を越えると一旦滝場が終わり日だまりで小休止。ついでなので木に補助ロープをかけて半マスト結びでの懸垂下降の練習をする。
再び歩き始めると最後の小ゴルジュとなる。2mナメ滝を越えトイ状小滝群は水流左を登り、続く大岩のある2条3m滝は右から登って上の大岩の隙間をくぐり抜け、ここで滝場は終わる。右に支沢を分けると半分つぶれかけたような小屋掛けがあり、そのままつめて行くと最後の三俣となる。
三俣をどちらに行くか少々悩む。右に入ると大持山直下に直接出るのだが、どう見ても左が一番楽に尾根に上がるのはあきらかで、まあ登山道に出てから大持山に登りましょうということになった。まっすぐに伸びる沢筋を詰めると上部はややガレているが右の樹林に逃げてそのまま樹林の中を直登すると問題なく登山道へ飛び出した。あとは登山道を大持山へ。
大持山山頂は素晴らしい天気で実に気持ちがよく、東京スカイツリーも良く見る事が出来た。昼食は山頂は少々風があるので少し戻ったところでお湯を沸かしてカップ麺・・・と思ったが私が用意したガスカートリッジの残量が大変少なく、この人数分お湯を沸かせるか微妙なところだったが何とか間に合い、皆さん暖かいカップ麺を食べながら暫し寛ぐ。
下山の登山道は少々風が強かったが素晴らしい紅葉のなか、駆け降りるには都合のいい実に気持ちのいい道であった。妻坂峠から生川へ向かう登山道を下り、林道に出たところで私だけ車回収に林道を下山した。
下山後、武甲温泉にて入浴後解散とし舘野車と別れ、私の車は高速を使わずに一般道で飯能経由で帰路についた。
昨年の冠岩沢に比べると、北面の所為かやや暗い印象もありましたが、大持沢はこの時期に遡行するにはなかなかいい沢だと思いました。濡れずに紅葉を楽しみながら遡行でき、このあたりの沢は晩秋は本当にいいですね。来年もまた来ようかと思いました。石島さん、毎度ながら仮眠場所提供ありがとうございました。
2012年の記録へ |