奥多摩 盆堀川・栗ノ木王沢

2012年5月13日  メンバー:森田L,斎藤

 

 乗鞍岳での山スキーを計画していましたがちょっと寒気が入っているようで、近郊の沢登りに変更しました。

5/13 7:00にJR立川駅集合で五日市方面に向かう。盆堀川林道に入りどんどん進んでいくと千川への分岐を過ぎたところに「栗ノ木王」と立派な看板が立てられていた。これなら迷うことはない。ちょうど看板のところの駐車余地に車を停めて出発。
 入渓して暫くは藪っぽいが、イチゴの木がたくさんあるので実のなる頃は収穫出来そうだ。最初に現れるなかなか立派な8m滝は左から巻き、ちょっとしたゴルジュの出口にある滝をつっぱりで越えると10m滝となる。右の縦のバンドから取付き、水流を右に渡って直上するのがルートの様だが、完全に濡れるのは少々つらいが飛沫を浴びるくらいはちょうどいいのでとりあえず登ってみる。瀑心を渡るところも体を濡らすことはなく、水流右を直上するところがぬめっているがホールドスタンスともにしっかりしているので何ら問題はない。シーズン初めの滝登りにはちょうどいい足慣らしといったところだ。(もう今年3本目の沢だが・・・)。
 3mナメ滝を過ぎ、倒木のかかる小ゴルジュを右から巻くと二俣となる。二俣は左俣、右俣ともに少し入ると滝になっていて、今回どのルートをとるか迷ったが、左俣から適当なところをオリゾクナイ沢との間の尾根に上がり、そのままオリゾクナイ沢に下降するという最も楽そうな?ルートをとることにする。
 まずせっかくなので右俣の15m大滝を見に行ってみる。二俣からは見えないが小滝を一つ越えて右へ曲がるとすぐに15m大滝となる。水流は少ないがシャワーのようになって天から降り注いでおり、マイナスイオンを全身で浴びているような気分が味わえるところだ。
 戻って左俣へ入り4m滝を越えると次の10m滝は登れず、左から高巻ければそのまま尾根まで上がることも考えられたが無理だったので右から巻き始める。最初は浮石だらけの不安定な斜面でひやひやしながら登り、トラバース気味に滝上を目指すがなかなかいいルートがなく、試行錯誤したが結局最後はあきらめて上へと登っていくとあっさりと仕事道に出た。ここからは仕事道を辿っていっくとまた左俣の沢底へと下り、そこから右岸の仕事道の跡をたどるとオリゾクナイ沢との間の尾根へ出る。
 しばし休憩後、斎藤さんがオリゾクナイ沢へ下りる尾根状に仕事道らしきものを発見。それをどんどん下りていくと遡行図にある仕事小屋にあっさりと出た。あとは何となく続いては消えている仕事道をどんどん下り、滝場を巻いてさらに右岸沿いにしっかりとした仕事道を下ると無事に盆堀川林道に出る。あとは林道を歩いて駐車地点へ戻り終了となる。
 下山後、いつものようにつるつる温泉で入浴後、かきあげざるそばを食べて帰路についた。


 今まで何度も通った盆堀川でしたが、栗ノ木王沢で一般に遡行されている沢はすべて登った事になるようです。まあ今回ここに来た理由もそこにあるのですが、また小さな満足感に浸る事が出来ました。五日市周辺の沢はほとんど行き尽くした感がありますが、東京近郊では悪天時の転進などに近くていいエリアだとあらためて思います。ヒルもいませんし・・・。

コースタイム
5/13 入渓点(8:10)〜中間尾根(10:05)〜林道(11:20)〜入渓点(11:30)


遡行図
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