今回はもともと守門岳に行こうと思っていたところ、日本海側の天候が悪そうなので乗鞍岳にでも変更しようかと考えていたのですが・・・
4/6 あざみ野駅で桑原さんを拾い練馬ICから関越に乗る。当初の予定は乗鞍岳だが、どうも冬型が強まるらしくとりあえず最近のパターンとして定着しつつある?石島さん宅にて検討ということとなり、結局宴会後いつものように泊めていただくことになる・・・。
4/7 結局行先は上信国境付近の山ということとして出発。藤岡JCTから上信越道に入り軽井沢ICで下りる。峰の茶屋からは浅間山が真っ白に見え、浅間山に転進を真剣に考えたが、昨日の降雪でうっすら白くなっているだけではないか?との結論で予定通り四阿山に向かう。途中、道を間違えて右往左往したが無事パルコール嬬恋スキー場に到着。
パトロールに登山届を出してゴンドラに乗る。シールをつけてゲレンデから稜線沿いに南に向かって歩き出すが、しばらく歩くと再びゲレンデに出てリフト終点下でゲレンデを横切り再びゲレンデを少し進んでから再度稜線沿いに入る。
あとは稜線伝いにどんどん進むだけである。2138m標高点付近で短いがちょっとしたオープンバーンがあるが、それ以外はずっと樹林の中を小さなアップダウンを繰り返しながらだらだらと標高を上げて行く感じである。最後は稜線が西に曲がり山頂が近づくとやせ尾根になりスキーをデポする。視界が悪いので先は見えないが2332.9m三角点があるところあたりだと思われる。やせ尾根に昨日降った雪が不安定に積もっていて少々危なっかしいので無理して行っても何も見えないのでここで引き返すこととする。
スキーデポ地点から少し戻ってシールをはがし滑降開始するが、滑り半分、歩き半分といった感じで快適な滑降は望めない。しかし、雪質が実に軽く気分だけは妙にいい感じなのが不思議である。往路ではもっとあると思っていた登り返しも大したことはなく、シールを使うほどの事はなかったが階段登高のラッセルは少々疲れる・・・。
行程中、唯一ちょっとしたオープンバーンがあるところに差しかかると、全行程でここしか滑るところはないので気合を入れて飛び込むが、これがなんと頭まで舞い上がり窒息寸前になる?抜群の新雪滑降となった。4月の東京近郊でこの雪とはいったいどういう事だろう!!!。本当にほんの一瞬なのだがこれで全てのマイナス面が帳消しになるくらい?実に素晴らしい出来事となった。
あとはまただらだらと進んでゲレンデ手前の登り返しからは右にトラバース気味に進みゲレンデの右側の斜面を滑るがそれほど快適ではなく適当なところでゲレンデに戻る。あとは荒れたゲレンデを一気に滑り降りパトロールに下山連絡をして終了。
パルコール嬬恋スキー場が出来た当時、四阿山を往復しようと2度ほど試みたことがありましたが、悪天でダメでした。20年近くたってこんな形で実現したのは何とも言えませんが、山スキー向きのルートでは全くありませんが、素晴らしい4月の粉雪に巡り合えてそれだけでも行った甲斐があったというものでしょうか。おつきあいいただいたメンバーの皆様、ありがとうございました。またしても宿を提供いただいた石島さん、毎度毎度感謝いたします。
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