草津 白根山〜芳ヶ平 山スキー

2011年2月13日  メンバー:森田CL,澤田石SL,石島,徳山

 

 今回は予定していた頸城・乙妻山が関東でも大雪となる天候のため中止となり、3連休最終日の2/13のみ好転するという事で、急遽クラシックルートですがなぜかまだ滑った事が無かった草津の芳ヶ平に行く事になりました。

2/12 澤田石さんに迎えに来ていただき、18:00JR高円寺駅で徳山さんと合流、練馬ICから関越道に乗り石島さん宅へ。全員集合してから明日でこに行くか協議するが、当初考えていた赤城山の山スキー計画は思ったよりも関東平野の積雪量が少なく取りやめとして、冬型が予想よりも弱いようだったので草津国際スキー場から芳ヶ平へのツアーコースに行くことに決定。

2/13 朝6時に石島さん宅を出発。ちょうどロープウェイが動き出す9時ごろに草津国際スキー場に到着。ロープウェイ駅まで車を上げるか迷ったが、結局ゲレンデ下に駐車して出発。リフト3本乗り継ぎロープウェイ終点でツアー届けを出し歩き出す。
 最初は車道沿いに夏はレストハウスがある白根火山バス停付近まで歩く。ここは通常逢ノ峰手前をトラバースする所だがパトロールで車道を行くようにと指示を受けたのでそれに従う。間もなく志賀草津道路と合流する。
 ここからどのようにルートを取るか思案するが、風も強くなさそうなのでとりあえず予定通り白根山のピークまで行って見る事とする。途中でスノーシューの先行者のトレースを追うが追い越した後はラッセルとなる。しかし山頂が近くなると雪付が悪くシュカブラと夏道が露出している中を歩くようになるがそれも僅かでケルンがある白根山山頂に到着。残念ながら遠望はまったく利かないが、風も弱く思ったよりもいい天気である。
 ここから山田峠手前に向けて直接滑り志賀草津道路に出ようと考えていたが、今までの斜面から山頂付近は雪つきが悪い事が予想されるのですぐ下に見える志賀草津道路へ降りて車道沿いの滑降開始地点まで行こうと云う事になった。
 雪付きのわるい斜面を少しつぼ足で下り、雪が出た所からシールを付けたまま板を履いて滑り出すが、少し下ればふかふかの新雪だったので短いながらここはシールを剥がした方が楽しめたかもしれない。
 車道に出て歩き出そうとするとなぜか澤田石さんが反対方向に行こうとする。冷静に地形図を見てみると実は澤田石さんが正解でどういうことか私は事もあろうに逆方向が正しいと思い込んでいた。これは車道が稜線の東側をずっと通っているとの勘違いからなのだが、思い込みとは全く恐ろしいものである。
 途中行動食ととって小休止し、どんどん車道を歩いて行く。風も弱く順調に山田峠を通過。峠からの登りは最後のヘアピンカーブは大きくショートカットし滑降開始地点に到着。前方には渋峠からのスキーヤーが数名見える。
 今日は降雪直後なので沢筋ではなく右岸の尾根にルートをとるが、ここからの滑降は全く素晴らしいの一言。まさしく極上の軽い粉雪に酔いしれるひと時となった。降雪直後ならではであろう。久しぶりにこんなに抵抗感が無い深雪を滑る楽しさを満喫できた。
 芳ヶ平に下るとしっかりトレースがあり、それを追って行くとラッセル無しで芳ヶ平ヒュッテに到着。小屋の前の橋を渡ったところで小休止。前回に引き続き石島さん手作りのチョコレートケーキの差し入れをいただく。
 ここからは登山道下りなのだが、これがちょうどボブスレーやリュージュのやっているかのごとくちょっとスリリングで実に楽しい。こんなに楽しい登山道滑りは初めてでは?と思う程快適かつ楽しめる。あっという間に林道分岐で今度は林道を下って行くとスキー場下の車道に出る。最後まで本当に快適な滑りを楽しめた。
 下山後せっかくなので草津温泉で一風呂浴びて帰ろうと思っていたが、諸事情で気が付くと通り過ぎてしまい、軽井沢を過ぎてゆうすげ温泉で入浴し帰途につく。


 残念ながら乙妻山の計画は中止になりましたが、初めての草津で素晴らしい深雪を滑る事が出来、充分に満足した1日でした。薄日が射す程度の天気で気温が上がらなかったのが幸したのかまさに千載一遇のチャンスといった感じでしょうか。前回に引き続き仮眠場所提供とケーキの差し入れをいただいた石島さん、重ね重ねありがとうございました!

コースタイム
2/13 草津国際スキー場(10:40)〜白根山(11:50)〜芳ヶ平(14:40)〜草津国際スキー場(16:00)


地形図
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