奥秩父 一ノ瀬川・黒エンジュ沢

2010年10月11日  メンバー:斎藤L、石島、佐治(与)、森田

 

 体育の日3連休は見事に天気が悪く全ての予定が白紙に戻り、辛うじて11日のみ天気が回復するようだったので斎藤さんが急遽立てた黒エンジュ沢の計画に参加しました。

10/11 6:55 JR立川駅集合。奥多摩駅で石島車と合流して一路国道411号線を一ノ瀬へ。作場平から入山して中島川橋に下山する予定なので、中島川橋の袂に石島さんの車を駐車して私の車で作場平橋へ移動。作場平橋の登山口は車でいっぱいで何とか駐車できる場所を見つけ準備をして出発。
 登山道をしばらく歩き、ミズヒ沢を渡るところから入渓する。いきなりインゼルとなっているのだが、以前来た時にはそれがわからず現在地がどこだか悩んだものだった。このあたりはまだ紅葉には早いが、登るにつれて進んで行く事を期待しながら遡る。
 登山道が横切る所で小休止。さらに進むとナメが現れ始める。派手ではないが落ち着いたなかなかいい感じのところである。今回はこの辺りの紅葉はまだ早く今ひとつだが、頭上を見上げると時折真っ赤に色づいた木があり青空をバックに大変美しい。やはりここに来るのは紅葉の時期に限る!といったところだろうか。
 水干沢の出合で再び小休止。ここは本流の水干沢はナメで出合い、そちらに行きたくなってしまう所だが今回は黒エンジュ沢に入る。少しす進むと2段8mナメ滝となるが、倒木がかかっていてやや荒れた感じになている。しかしそのおかげで、その倒木、しかもそこに生えた固いキノコをホールドにして登る事が出来た。「キノコホールド」なんてきっと長い間沢登りをやっていてもそうめぐり逢えるものではないだろう・・・。
 登山道が横切り遡行終了と思ったが、なんだかここで終わってしまうのはもったいないのでせっかくだから稜線まで行ってみようという事になり再び沢を登りはじめる。二俣状のところを2箇所ほど過ぎるとあたりは針葉樹となり独特の雰囲気の源頭になる。途中から踏み跡のようなものを追って右岸に上がると、すぐに稜線の登山道に出る事が出来た。振り返ると富士山をバックに紅葉している木々が美しい。
 ちょっとした広場で小休止し、黒エンジュの頭には寄らずに水干方面へ歩く。程なく笠取小屋方面の分岐になり左に入ると再び先程の登山道横断点へ。カラマツの紅葉がまだ早かったのが残念だが歩きやすい気持のいい道を歌声に追われながら?下って行った。下山口の中島川橋には石島さんの車が停めてあったのだが、なぜか作場平橋に車を回収に走る事になる・・・。
 下山後、丹波の「のめこいの湯」で入浴するが、売店に天然舞茸(2500円)があり佐治さんが購入、おすそ分けををいただくという思わぬお土産が付いた。


 2年前の水干沢に引続き、今回もまた予定外に紅葉を期待して黒エンジュ沢に行くことになりましたが、紅葉に関してはまだ若干早かったものの、最後のつめは稜線まで出たので水干沢の時とはまた違った感じのフィナーレとなり良かったと思います。まあ3連休が完全につぶれなかったのでそれだけでも十分満足するべきでしょう。最後まであきらめない事が肝心ですね。計画してくださった斎藤さんありがとうございました。


コースタイム
10/11 作場平(9:50)〜稜線(13:30)〜中島川橋(15:40)


遡行図
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