奥鬼怒 鬼怒川・黒沢魚沢〜赤岩沢(下降)

2009年6月20日〜21日  メンバー:森田L,徳山,浅原,田中(美),幸

 

 今年のたけのこ山行はなぜか「コニャックを片手に山菜を賞味」ということで、食材は完全現地調達仕様で奥鬼怒の黒沢魚沢〜赤岩沢に行ってきました。

6/19 JR秋葉原駅22:00集合。高速道路の割引が金曜夜はどうなっているのか?と考えながら対策を施し、日光宇都宮道路に入り今市ICで下りる。国道121号を北上し、川治温泉の手前から県道23号に入って女夫淵温泉へ。駐車場に隣接する休憩所を使わせていただき宴会後仮眠。

6/20 コニャックを水筒やペットボトルに振り分け出発する。大沢林道を20分程で魚沢出合に到着。黒沢の少し上流に下りて僅かに下降して魚沢に入る。すぐに2m幅広滝を過ぎて沢が右に曲がると釣り師に出会う。その先、早くも奇麗なナメとナメ滝が連続してなかなか素晴らしい。赤い色の20mナメ滝は右から越える。その先も美しいナメが続いている。
 やがて沢はゴルジュとなり、浅原さんが突っ張りで突破を試みるが濡れそうであきらめて戻って来る(水が冷たい!!)。まあ無理せず巻きますかというい事になり左岸から巻きはじめるがトラバースで足場が不安定な所もあり念の為ロープを出す。
 その上のトイ状の緩い10mを越えると斜めに斜上するバンドがある10m滝となる。下段は私は水流右のカンテ状を登ったが浅原さんは水流左から滝の落ち水の外側の外傾気味の斜上バンドの部分をトラバース。ところが幸さんはもろに滝の水に打たれながら水流のど真ん中を右側に渡って来られた(すごい!)。上段は右を巻くのだが、ここのトラバースも先程のゴルジュの巻きと同じでやや不安定で落ちたら下までなのでロープを使う。
 沢に戻り、4mナメ滝、8mスダレ状滝を越えるとナメ、ナメ滝がずっと連続するようになる。ここは実にいい感じのナメが長く続き、思わずはしゃぎたくなってしまう所だ。8m2条滝は左のルンゼを登り、最後は落ち口に向けてトラバースするが念のためロープを使う。その先いくつかの滝を越えると左のスラブにシラネアオイがたくさん咲いていて美しい。さらにどんどん遡行していくと三俣となる。
 三俣は本流は右から滝で入り、水流左のルンゼ状を登るが、最後3m程が全くホールドがなく、空荷で徳山さんに足を持ってもらいマントリングで強引に突破。後続はロープで引っ張り上げるが、徳山さんと2人で思い切り引っ張ると鰹の一本釣りのように勢いよく飛び上がって来る様がとても面白い。空荷で  さらに進むと最後の20mナメ滝となり、滝の途中から右の沢に入る。最後は忠実に沢筋をつめて行き、ほんの少し右に進むとあっさりと黒沼田代に出る事が出来た。昨年の小松湿原よりも小さいながらもなかなか感じのいい湿原だ。早速ビールで乾杯となる。
 小休止の後、赤岩沢へ向かって歩き出すが、少し薮の中を下ると水芭蕉の群落を発見!。北側に軌道修正しながらさらに下って行くと沢型がはっきりし、程なく本流に合流。2段10m滝、4m滝などを順調に下りて行くと左岸に幕営適地を発見。荷物を置いて念のため下流を偵察に行くが、すぐにナメとなって先には大きな滝の気配。結局戻って先程の場所に決定する。
 タープを張り薪を集めて早速宴会準備。今回はもともとたけのこ山行なのだが、魚沢、赤岩沢共にたけのこは少なめだったが、徳山さんと浅原さんが頑張ってたけのこ他の山菜を採ってくださったので今夜の宴には充分な量を確保できた。岩魚がさっぱりだったので、おかずを持たずに来た今回の山行では山菜尽くしでコニャックとともに誠に幸せな一夜となった。

6/21 夜半から雨が降り出し、朝には本降りになっていた。どんどん水嵩が増して行く中、山菜蕎麦の朝食を食べて撤収して出発する頃にはやや小降になってきていた。
 下降を開始してすぐにナメの先で2段50m滝となる。右岸の樹林を少し進んだ所から立木を利用して15m程懸垂下降する。あとはロープを使わずに歩いて下りられたが、ちょっといやらしい草付きでは後続には念のためハンマーでステップを切る。続く4mナメ滝、残置ロープがあった3m滝を過ぎ、その下の滝はシュリンゲを継ぎ足したものをフィックスし水流右を下る。
 その下は素晴らしいナメ・ナメ滝が非常に長く続き、雨の中下降していても実に楽しい。7m滝、10m滝と左岸から巻き下るといよいよ赤岩ノ大滝となる。右岸の樹林の中に踏み跡の様なものがありそれを下って行くが、途中から傾斜が急になって腕力下降になりそうだったのでロープを出し懸垂下降とした。15m+継ぎ足したシュリンゲで下段の上へ降り立つ。下段は右岸を問題なく巻き下る事が出来た。
 大滝下は8m、6mと下るとあとは滝はなく11:30黒沢林道に到着。雨はほとんど上がっていて、青空も見えだしていた。あとは林道を歩いて女夫淵へ。
 下山後、女夫淵で入浴しようと思ったが洗い場がない露天風呂のみという事で断念、少し車を走らせ、川俣温泉で入浴し近くの食堂で昼食を食べて帰途についた。


 今回は昨年たけのこがたくさんとれた北岐沢の黒岩山を挟んで反対側の沢へ行ってみたのですが、たけのこは少々少なめで、おまけに岩魚もさっぱりでしたが、徳山さんと浅原さんが丹念に山菜を採取していただけたおかげで充分な食材に恵まれた楽しい夜を過ごせました。また食材だけでなく、魚沢、赤岩沢共に沢自体も大変ナメの美しい美渓だと思いました。

コースタイム
6/20 女夫淵(7:10)〜魚沢出合(7:30)〜黒沼田代(14:00-14:15)〜幕営地(14:50)
6/21 幕営地(7:00)〜黒沢林道(11:30)〜女夫淵(12:20)


遡行図
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